| 届出書類から判明 |
2019年モデルのマツダ・ロードスターは181馬力へとパワーアップする可能性が浮上。
現在ロードスター(ND)は日本だと1.5リッター(131馬力)、北米では2リッターエンジン(158馬力)を搭載しますが、今回話が出たのはマツダがアメリカの関係省庁に届け出た資料には「181馬力の記載がある」とRoad and Track誌が報じたところから。
なお、この「届け出書類」から新型車の情報が漏れるのはよくあることで、フェラーリ488ピスタの存在や、新型トヨタ・スープラ、BMW Z4もこの書類からエンジンやトランスミッションの仕様がわかってしまったということも。※届け出前の書類が漏れることや、届け出た後の公示から判明することも
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ロードスターがついにパワーアップ?
なお、2リッターエンジンの158馬力から181馬力というのは大きなパワーアップで、そしてロードスターに積まれるエンジンが「自然吸気」だということを考えるとさらに驚くべき数字。
これが「ターボ」だとブースト圧でなんとかなるだろうとは思われますが、2リッターのNAでは以下に吸排気を変更しようともここまでのパワーアップは無理(通常、せいぜい7%くらいしか変わらない)。
よってエンジン本体が変更される可能性もあり、燃費で20-30%、トルクで10-30%改善すると言われる「SKYACTIV-X(2018年から順次搭載と言われる)」、もしくは最近マツダが特許を取得したツインターボ+スーパーチャージャーを持つ「トリプルチャージャー」が積まれるのかもしれない、と考えたり。
ただ後者はロードスターの美点でもある「軽量性」を失うことにもなりかねず、採用はないのかも(ただしマツダは新型アテンザに2.5リッターターボエンジンを用意したり、と加給の方向に動いている)。
さらに気になるのは「日本仕様のロードスターはどうなるのか」ということですが、マイナーチェンジを機に1.5リッター版のSKYACTIV-Xエンジンに変更されるのかもしれませんし、2リッターエンジンへと大きく成長するのかもしれませんね。
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