ザガート(現SZデザイン)が「ヴィジョン・グラントゥーリズモ」を9/18に発表する予定だと公表し、今回それに先駆けてフロント部分をチラ見せ。
ザガートは最近だと「アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート」が有名ですが、これまでも様々な自動車メーカーとコラボレーションを行っています。
今回発表するモデルは「Zagato IsoRivolta Vision Gran Turismo concept(ザガート・イゾリボルタ・ヴィジョン・グランツーリズモ・コンセプト)」という名称であることが公表され、しかしその他の情報はスペック含め不明。
なおザガートは1919年イタリア・ミラノにて創業。
ピニンファリーナやジウジアーロ、ベルトーネと同じく「カロッツェリア」という分類になりますが、航空機の機体製造を請け負っていたこともあり、早くから空力を考慮したデザインを行っていたことが特徴とされています。
ピニンファリーナのように「フェラーリとガッツリ」という感じでもなく、イタリア国外においても幅広く作品を提供しており、その相手先/コラボレーション先はアストンマーティン、マセラティ、アルファロメオ、ランチア、アバルト、フィアット、ベントレー、ランボルギーニ、はてはアフリカの私企業やバイクのMVアグスタまで。
デザイン的には屋根がポッコリ盛り上がった(時にはリアウインドウまで)”ダブルバブルルーフ”がその特徴となっています。
日本ではオーテック・ジャパン(日産の子会社)と共同開発を行った「ステルビオ(バブルの産物で、ベースは日産レパードなのに1900万円くらいの価格設定だった。1989年発売)」が有名。
↓カーセンサー上では4台が販売中
トヨタ(モデリスタ)とは「ハリアー・ザガート(2006年、493~571万円)」というコラボがあり、こちらもカーセンサー上では2台の登録がありますね。
なおザガートは「微妙」なデザインが多く、とくにフロントがあまり「尖っていない」デザインでも知られ、よって今回の「Zagato IsoRivolta Vision Gran Turismo concept」のデザインはぼくにとってかなり意外。
ちなみにぼくにとって「ザガート」で最も記憶に残るのはやはり「アルファロメオSZ。(通称イル・モストロ=怪物)」。
この「SZ」は「Sprint Zagato」の略ですが、これが現在のザガートの車名「SZデザイン」と何らかの関連性があるのかは不明です。
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