| やはり日本車は最強、そしてメルセデス・ベンツは”お金のかかる”クルマ |
この記事のもくじ
アメリカの修理情報専門サイト、「Rpair Pal」が”修理や維持費の安い車ランキング”を公開。
以前は逆に「修理費が最も高い車」を公開していましたね。
これによると最も維持・修理費が安い車はトヨタ・カローラで、年間あたり341ドル。
逆にもっとも維持・修理費用がかかる車はポルシェ・ケイマンで2370ドル、という結果も出ています(既報の通り)。
米にて「修理・維持費の高い」車ランキング。スポーツカーだとポルシェ・ケイマンが最もお金のかかる車
米にて「5年間維持した費用」が最も安い車が公開。保険、修理、燃費、値落ちなどをカテゴリ別に調査
どのクルマにどのくらいコストがかかるのかを見てみよう
ここでそのコストを見てみたいと思いますが、「カテゴリ別」にもっとも維持・修理費用が安価なクルマを記載してみます。
ヘビーデューティー・ピックアップ部門:日産タイタン(Titan)XD
これは年間にかかる維持・修理の平均費用が約5万円、とのこと。
フルサイズ・ピックアップ・トラック部門:フォードF-150
ゴツいことで知られるフォードF-15ですが、維持費は意外と安い年間5.2万円。
トラックはハードに使用されることも多く、そして「ちょっとくらい破損しても修理しない」人もいて、そのため維持・修理にかかる年間コストが安いのかもしれません。
逆に最もコストがかかるのはダッジ・ラム。
コンパクト/ミッドサイズ ピックアップ・トラック部門:トヨタ・タコマ
その費用4.1万円、とこれもかなり安い部類。
最も費用がかかるのはGMCキャニオンの6.5万円ですが、あまり「ベストとワースト」に差はないようです。
ミニバン部門:ホンダ・オデッセイ
年間コストは4.3万円。
一方でコストがかかるのはキア・セドナで5万円。
ラージSUV部門:日産パスファインダー(Pathfinder)
年間コストは4.3万円で、逆にもっともコストがかかるのはメルセデス・ベンツGLS63の23万円ですが、ここは「かなり」差がありますね。
コンパクト/ミッドサイズSUV部門:ホンダCR-V
年間4.2万円がその修理・維持平均費用ですが、この部門の「ワースト」はポルシェ・カイエンの14万円。
スポーツカー部門:フォード・マスタング
その年間修理・維持平均費用は5万円。
ワーストはポルシェ・ケイマンの26万円で、ここもかなり差異のあるカテゴリだと言えそう。
ラージカー部門:トヨタ・アヴァロン
平均費用4.1万円と安く、しかしもっともお金がかかるのはメルセデス・ベンツSクラス。
セダン部門:ホンダ・アコード
修理・維持平均費用3.8万円。
逆に費用がかかるのはメルセデス・ベンツCクラスの12万円。
スモールカー部門:トヨタ・カローラ
修理・維持平均費用は3.7万円と全部門通じて最も安く、そしてこの部門で最も高いのはフォルクスワーゲン・ゴルフGTIの8.5万円。
メーカーによって明確に修理・維持平均費用の差がある
この統計を見ていると、やはりトヨタとホンダはそのコストが安く、売れている理由がよくわかりますね。
しかしながら同じ日本車でもマツダやスバルの姿はなく、ここが「トヨタやホンダに追いつけない」理由のひとつなのかも。
アメ車だとフォードの検討が目立ち、そしてやはりフォードはアメ車の中では比較的好調なメーカー。
やはりコストの低さ=信頼性となり、これが販売に結びついているのかもしれません。
逆にコスト高の常連はポルシェとメルセデス・ベンツ。
両者とも販売は比較的好調な部類ではありますが、メルセデス・ベンツは各種調査やアンケートでも「意外や」品質に不満を持つ人が多い、ということがわかっています。