
| 納屋に収められたまま錆落ちてしまう運命だったフェアレディZが再び陽の目を見る |
Hoonigan AutoFocusが魔改造レベルにカスタムされた「フルカーボンボディ」のフェアレディZを紹介する動画を公開。
このフェアレディZのオーナーはショーン・バセットという人だそうで、20万円ちょっとで入手した、「クズ鉄同然の」朽ち果てた車体をレストアしながらここまで仕上げた、とのこと。
なお、ヘッドライト、マーカー等が装着されていないために(それだけではありませんが)規定を満たしておらず、公道走行はできないようですね。
作業う内容は「フルレストア」以上
こちらが入手したときのフェアレディZ。
もう崩壊寸前、といった印象です。

そのフェアレディZがこんな立派な姿に。

フロントはこんな感じで、けっこうワイド化されているように見えますね。
フェンダー上にはエア抜き用のルーバーが見られます。
フロントアンダーはかなり突き出た形状を持ち、サイドにはカナードも。
ヘッドライトの形を模したカバーがフェアレディZの雰囲気を色濃く残しているように感じます。

ボンネットはエアロキャッチによる固定。
細かいところまでカーボンファイバーで構成されており、昇進正銘の「フルカーボン」。

見る限りでは、リアサスペンション形式も改められているようですね。
リアウインドウはポリカーボネート製。

リアフェンダーにもルーバーが設けられ、そのルーバーもカーボン製。

前後タイヤはレース用。
公道を走ることができないクルマにここまでのコストを投じることができるというのは羨ましい限りです。

公道走行は考えていないためにリアウイング、そしてリヤディフューザーもかなり「思い切った」取り付け方法ですね。
なおリアクォーターウインドウはポリカーボネート製。

リアウイングは翼端までもカーボン製。

ブレーキキャリパーはアメリカ人大好きなウィルウッド製。
ホイールはキャンディカラーにペイントされています。

フルカーボン・フェアレディZのインテリア、エンジンルームはこうなっている
こちらはエンジンルーム。
遮熱のために金箔が用いられていますが、見たところオリジナルの直6からV8エンジンへと変更されているようですね(やはりLSエンジンだと思われる)。

エキゾーストマニホールド(ヘッダー)にはバンテージが巻かれ、細部にまでこだわったカスタムカーであることもわかります。

インテリアはまさにスパルタンで、走ることしか考えていない、という感じ。
ハンドブレーキレバーが屹立しているところを見るに、このクルマはドリフト仕様であるようですね。
シフトレバー、ハンドブレーキ、そしてメーターパネルなどは外装同様に「カーボン製」。

かなりゴツい、そして複雑な形状を持つロールバー。
これを見るに、エンジンは相当なパワーを発生するであろうことも想像できます。
シートはサベルト製のレーシングバケット。

ペダルもブレーキと同じくウィルウッド製が採用されています。
