| 短時間といえども完全に沈んでいるので電装系はほとんど破壊されているを考えて良さそう |
さらには開いたドアから海水も侵入
さて、フィリピンのリゾート地、セブ島にて開催されたドラッグレースイベントにて、日産R35 GT-Rが誤って砂浜から海中に入ってしまい、そのまま水没してしまうというアクシデントが発生。
一連の出来事はこのイベントに参加していたチューニングショップによって記録されFacebookページに公開されていますが、このオーナーは坂になっている場所にGT-Rを駐車し、ギアをニュートラルに入れ、しかしパーキングブレーキをかけていなかったのでそのままクルマが下がってしまい、そのまま海に突っ込んでしまったもよう。
なお、つい数日前には砂浜でスタックしたトヨタ・ランドクルーザーが(満潮によって)水位の上がった海に飲まれるといった事件も発生していますね。
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その事故はこうやって起こった
そして今回の事故の流れをざっと見てみたいと思いますが、まずは和気あいあいと開催されているイベントの風景から動画が始まります。
そして画面の左端にて、GT-Rがけっこうな勢いでバックし、そのまま海にザブンと突入。
その後は騒ぎを聞きつけた参加者がワラワラとGT-Rの様子を見に集まり・・・。
そしてGT-Rは完全に海中へ。
ドアが開いているので車内に海水が入り、そのままゆっくりと没してゆきます。
リアトランクも開いており、そこからも水が新入し・・・。
完全に水没。
なんとかGT-Rは引き上げられたが
そして参加者の協力によってこのGT-Rはなんとか陸へと引き上げられますが、短時間とはいえど完全に水没しており、多くの電装品が破損していると考えられ、取り外して洗浄や修理・交換を行う手間を考えるとそれは現実的ではなく、廃車にするしか無いのかもしれません。
なお、フィリピンでは輸入車に高額な関税を課していることでも知られ(50%の関税がかかるとされるので、GT-Rが1000万円だとすると税金が500万円)、さらに現地の所得水準を考慮すると相当に高額なクルマでもあり、考えようによっては、「安価な人件費を駆使し、時間をかけて」再生しようと考える買い手が見つかるかもしれませんね。
幸いだったのは、駐車中の出来事であり車内は無人だったものと思われ、よってけが人が出なかったであろうこと。
オーナーの心中は察して余りあるものがありますが、前向きに捉えるしかなさそうです。
日産R35 GT-Rが海中に没する様子を捉えた動画はこちら
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