| スバルのコンセプトカーはカッコいいが、市販車になるとちょっとアレになる |
さて、先日は新型フェアレディZ「400ZX」のレンダリングを公開したカーデザイナー、スケッチモンキー氏。
今回はスバルWRX STI S209(北米向けの限定モデルで、日本国内に投入されたS208に近いスペックを持つ)のエクステリアに「迫力が足りん」ということで、自分が担当デザイナーだったらこうする、というCGを製作し動画にて発表しています。
内容としては「ベースを大きく変えず、しかしより魅力的に」という作品に仕上がっており、ここでその内容を見てみましょう。
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スケッチモンキー氏の考えるスバルWRX STI S209は「こうあるべきだ」
まずスケッチモンキー氏は現在のスバルWRX STI S209の不満な部分を抽出。
そのほとんどは「迫力が足りない」ということになりそうです。
そして次は「Subaru Viziv Performance STI Concept(スバル・ヴィジヴ・パフォーマンスSTIコンセプト) 」をチェック。
こちらは迫力十分なのに、なぜWRX STI S209はベースモデルとあまり差がないのか?という疑問を抱いたようですね。
なお、スバルは「コンセプトカーを作らせると非常に格好良いものができるのに、市販車になるとかなりトーンダウンしてしまう」傾向があって、これはホンダも同様だと考えています。
そこで早速着想を得た後にレンダリング製作開始。
まずは純正オーバーフェンダーの出っ張りを「2倍」に。
単純にコピー&ペーストにてその張り出しを大きくしています。
そのままだと当然見栄えが良くないので、「二重になったフェンダー」を1枚に修正。
フェンダー後部のエアアウトレットも統合しています。
修正が完了するとこんな感じ。
ランエボ(ランサーエボリューション)V~VIみたいな雰囲気ですね。
さらに「深リム」ホイールへと変更してタイヤもワイドに(ちょっと引っ張りタイヤになってる)。
完成するとこう。
なお、WRX STI S209のボディはWRX STI比でどれくらいワイドになっているのかはちょっと不明(探したがデータが見つからない)。
おそらく片側2.5cmくらいじゃないかと推測していますが、であれば今回のレンダリングはその倍となる「片側5センチ」くらい出っ張っているということになりますね。
こちらはノーマル状態、そしてスケッチモンキー氏の手直しが入ったWRX STI S209との比較。
オーバーフェンダー化されただけではなくリアディフューザーが大型化され、リアバンパーのプレスラインがシャープになり、そしてトランクリッドの後端中央が盛り上がり、テールランプは薄い形状へと改められ、内部の発光もLEDのツブツブが見える構造から透過式へ。
このあたりはスバル・ヴィジヴ・パフォーマンスSTIコンセプトの意匠を一部取り入れたということになりそうです。
VIA: TheSketchMonkey