デザイナー、NOBUHIKO HONDAさんの考えた「TOYOTA PUBLIC SPORTS CONCEPT」。
テーマは「自動運転時代のスポーツカーエクスペリエンス」となっています。
スタイリングは「トヨタ・スポーツ800」を踏襲したもので、皆に愛されそうなキュートなデザイン。
ターゲットはこんな感じ。
都市部に住む人をイメージしており、未来のカーシェアリング時代が舞台設定のようです。
上開きのルーフ、そしてスライドドア。
スライドドアは歩道側のみが開閉(安全性を考慮したものと思われる)。
フロアはフラットとなっており、乗降がしやすそうな構造です。
動力源はバッテリー+モーター(EV)と思われますが、EVは「エンジンとトランスミッション、排気系と合体させる必要がありレイアウトの成約を受けるガソリンエンジン車」とは異なり、「自由な」パッケージングが出来るのが特徴。
そのため、こういった「旧来の自動車の概念にとらわれない」デザインも可能にってくると思われます。
ラゲッジスペースはフロントで、これはけっこう斬新。
こういった「自動運転車が街中を走る」時代はまあ当分来ないだろうと考えていたものの、現在の各自動車メーカーの取り組みを見ていると、意外と早くやってきそうな予感も。
加えて、自動車を「所有する」ことから「シェアする」のが当然の時代となるかもしれず、上述のように「内燃機関からEVへの移行」に伴い新しい設計技術が要求されるとともに新しい可能性が拡がるのと同様、所有形態の変化によって、メーカーの販売方法についても大きく変わってくるのかもしれません(いずれは特殊な=趣味性の高い車を除いて個人への販売はなくなるのかも)。