| レクサス副社長がメディアに語る |
レクサスLFA後継モデルのウワサが浮上。
これまでも度々LFA後継については論じられているものの、今回出てきた「LFA後継」の話は、レクサスの副社長、ジェフ・ブラッケン氏がメディアに対して語ったもので、「後継モデルに対しては、顧客やディーラーから”無視できないほどの”要望がある」とし、「検討の必要がある」と語ったことが発端。
レクサスLFAはこんなクルマ
レクサスLFAはカーボン製シャシー、専用エンジンを持つというなんとも贅沢な車で、もちろん内装もレクサスによる「匠の技」が駆使された上質な仕上がりを持っています。
生産は2010年から2012年で、限定台数は500台。
発売開始前には「価格が高すぎる(3750万円)」と言われたものの、いざ発売を始めると即完売となり、値上がりを見越して未だ「新車」で保管しているアメリカのディーラーも見つかったと報じられるほどの人気モデル。
なお、ジェレミー・クラークソンも当時「今まで運転した中で最高の車はレクサスLFA」とコメントしていますね。
ただしレクサスLFA後継については具体的な話があるわけではない
上述のジェフ・ブラッケン副社長によると、「まず注力しないといけないのはクロスオーバー。SUVコンセプトモデル、LF-1リミットレスを市販化することが優先であり、LFA後継が登場するにしても2020年までは期待できない」とこと。
ちなみにトヨタは東京オートサロンにて「GRスーパースポーツ」を公開しており、こちらも市販を検討中だと報じられています。
これに加えてレクサスLFA後継が登場するというのも考えにくく、しかしGRとレクサスとの乗り入れも難しそうで(ブランドのフィロソフィが完全に異なる)、そう考えるとレクサスLFAの後継モデル登場はやはり不透明。
「GR」登場でレクサスやトヨタにも変化?
もしかすると「GR」は日本国内メインで展開する可能性もあり、そうなると「GRスーパースポーツ」が海外ではレクサスブランドで販売される可能性が無きにしもあらず。
なおLFAの後継を名乗るからには相応の性能や品質を持つ必要があり、「これからの時代」を考えるとハイブリッドも外せない用件(GRスーパースポーツはハイブリッド)。
現在レクサスはスポーツモデルとして「F」を持つものの、「F」についてはハイブリッドでパフォーマンスを向上させようというものではなく、これについても整合性を持たせる、もしくは将来的な方向性を決める必要も。
たとえばポルシェは「ハイブリッド、エレクトリックはパフォーマンス向上のためにある」という方向性を打ち出してパナメーラ、カイエンのトップレンジに「ハイブリッド」を据えていますが、このあたり「ハイブリッドの位置づけ」がトヨタ/レクサスでは曖昧(燃費向上のイメージが強い)。
GRスーパースポーツにてトヨタは「ハイブリッド」に対する考え方を変えてゆく意向かもしれないとは思うものの、「GRブランド」登場によってトヨタ、レクサスともに大きな影響を受けそうですね。
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