| 北米でC-HRはホンダ・ヴェゼルに勝てない |
トヨタが北米においてC-HRの価格を値下げ。
日本では相変わらずC-HRがホンダ・ヴェゼルに対して優位性を保った状態ですが、北米ではヴェゼルに対して優位性を発揮できずに販売台数でこれの下を行く状態。
その理由としては「価格がやや高いこと」「ガソリンエンジンモデルに4WDモデルがないこと」が上げられており、ひとまずは「価格」対策なのかC-HRの価格が下げられることに。
トヨタは価格に頼る作戦に?
アメリカにおけるC-HRのエントリーグレードは「LE」とのことですが、この新しい価格は21,990ドルとなっており、これは今までに比べて1,505ドル低い価格(さらにトヨタ・セーフティセンスPが標準装備化された)。
これで価格面においてホンダ・ヴェゼルを逆転し、525ドル安価な設定となっています。
なお日本での価格設定だと、トヨタC-HRが246万円、ホンダ・ヴェゼルで229万円となっており、C-HRのほうが高価であるにもかかわらず「売れている」ということに。
アメリカにおいては「価格」がかなり重要性を持っており、それはおそらく自動車が「生活必需品だから」。
日本ではもはやクルマは生活必需品というよりは嗜好品に分類されるようになっており、ここが一つの差なのかもしれません。
たとえば生活必需品であれば「必要に迫られて」購入するので少しでも安いほうがよく、嗜好品であれば多少高くとも「気に入れば買う」。
そしてアメリカではクルマが必需品として捉えられることが多く、かつ販売される車種も多いために競争が厳しく、そこで「価格」を下げないと売れない、ということなのかもしれません。
実際のところレクサス含むトヨタは価格を強く意識しており、新型レクサスLSもモデルチェンジを期に価格を下げており、レクサスRXも大きく値下げを実施していますね。