ここまでFT-1コンセプトに近づけたのは称賛されるべき

2019年1月のデトロイト・モーターショーにて発表されると言われる新型トヨタ・スープラ。
今回新型スープラ専門掲示板、「SupraMkV」にてそのフロントがリークされていますが、どうやら輸送中の状況を捉えた画像のようです(投稿者はトヨタ内部の人なのかどうかは不明)。
これまでも新型スープラについてはカモフラージュ用のシートが貼られた状態ではあるものの、その形状がわかるプロトタイプがトヨタによって公開。
しかしこうやって「何も隠されていない」状態のスープラを見ると、カモフラージュされていたプロトタイプとは大きく印象が変わり、たとえフィルム一枚とは言っても「さすがカモフラージュ用として機能していたんだな」と感心します。
現時点で追加情報はナシ
なお、この投稿者はこの一枚の画像に加え、簡単なコメントとして「コイツが2020年モデルのスープラだ!トランスポーターの中で見つけた」と投稿しているのみ。
リプライの中には詳細を知りたがる人多数ではあるものの、今のところ回答はないようですね。
そしてこちらがトヨタが2014年にデトロイトにて発表した「FT-1コンセプト」。※トヨタによるFT-1の紹介はこちら
こうやって見ると非常に高い類似性を持っており、とくにF1をモチーフとしたと思われるノーズは「完全一致」レベル(トヨタは”パナソニック・トヨタ・レーシング”として2009年までF1に参戦していた)。
そのほかヘッドライトとその周辺、フロントバンパーサイドのエアインテーク、やや形状は変わっているものの、バンパーのロワー部分に採用されるウイングレットつきリップなど、「よくここまで似せてきたな」という感じ。
ルーフについても「ダブルバブル」が再現されていて、トヨタが新型スープラに対しては相当な情熱を注いだことが分かります。
なお、「FT-1」は「Toyota Future(トヨタ・フューチャー=トヨタの未来)」を意味し、その姿をそのままスープラに反映させたということは、スープラこそがトヨタの未来である、というトヨタの主張なのかもしれません。
そしてこのFT-1が発表された5年後に、同じデトロイトにてその意思を引き継ぐスープラが発表されることになりますが、これはかなり盛り上がりそうですね。
VIA:SupraMKV