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北米より新型スープラ向けのエアロパーツが登場!オーバーフェンダーなしでもこの迫力

2019/09/19

| 実車はSEMAに展示し、パーツも間もなく発売予定 |

現在北米ではスープラのカスタム/チューンが加熱しており、ラスベガスにて開催されるチューニングカーの祭典「SEMA」では様々な改造がなされたスープラが展示される見込み。

そしてその中のひとつになるであろう、エヴァーシブモータースポーツ(Evasive Motorsport)が自身のFacebook上にて、「フルエアロスープラ」を展示すると発表。
そして嬉しいことに、これは「ワンオフ」ではなく、実際にキットとして発売される、と述べています。

ワイドボディに見えるけどワイドじゃない

そしてこのエアロパーツの特徴は、「こう見えてワイドじゃない」ということ。
スープラのエアロキットというと、すでに発表済みの「パンデム(ロケットバニー)」製キットが有名ですが、今回のエアロパーツについてはボディ幅が変わらないので、「(比較的)合法に」アグレッシブなルックスへと変更できそうです。※画像はパンデム製ワイドボディスープラ

【動画】日本のチューナーが新型スープラのカスタムに名乗りをあげた!ワイドボディ+大型ウイングで武装しドリフトを決める

まずはフロントですが、カーボンファイバー製でウイングレットを持つという過激なルックス。
ただ、このままでは日本だとさすがに「NG」。
日本の法規上だと、「全長+3センチまで」長くなってもOKですが、その先端が「後付したエアロパーツ」となると車検に対応できず(バンパー交換による延長ではOKということに)、かつバンパー下端にのエッジ部分につき直径5ミリ以下のカドがあるのもアウト(硬度60ショア以下の柔らかい材質であればカドがあってもOK)。※国土交通省による保安基準の記載はこちら

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ちなみに取り付け方法は「ボルト」「接着」など脱落しない方法でないと車検に通らず、「簡易な貼り付け」だと車検適応外。

参考までにこちらはトヨタ純正のエアロパーツですが(TRDが発表したもので、GRパーツとして販売されている)、たしかにバンパーより「前」には出ておらず、うまいこと考えたな、という構造を持っています。

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【動画】TRDによるGRスープラのカスタムカー、TRD"80"スープラを見てきた!見ようによってGRスープラはレトロにも見える

なお、今回公開されたエアロパーツにつき、面白いのはフロントフェンダー後部。
新型スープラはクラムシェル形状のボンネットを持つためにこの部分は「独立したパネル」となっており、交換が容易となっています(フロントフェンダーまるごと交換しなくてもいい。もしフェンダーまるごとの交換になると事故車扱いになることがある)。

そしてこのパーツをレーシングカーのように「ホイールハウス内のエアを抜く」構造とすることで相対的にフェンダーが張り出しているように見せ、かつ実際にも機能する、ということになりますね(ただし飛び石はヤバイ)。

そのほかサイドステップも交換され、ドアミラーもレーシングカーばりの形状へと変更に(このミラーだけでも装着したい)。

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そしてリアはこんな感じ。
スポイラーの上にウイングが乗っているという「二段重ね」ですね。
リアディフューザーはそのままで、全体的に「すごく改造している」ように見えるものの、実際に交換しているパーツは最小限、というコストパフォーマンスの高いカスタムだと思います。

なお、車高はかなり落とされており、ホイールはBBSのメッシュ(LM?)を装着しており、ややレトロな印象も。

ちなみにリアウイングに関し、日本の法規だと、高さは車体を超えることができず、後ろの出っ張りもそれは同じ。
翼端が車体の外側から165ミリ内側に入っている必要があり、ボディとの隙間は20ミリまでという記載があり、やはり確実に取り付けられていること、カドに関する規制もあります(ただ、この20ミリというのは、ステーの解釈次第で逃れられることもあるという。GTウイングも合法扱いとなるものがあり、調べてみると謎が謎を呼ぶので、このあたりは改めて述べたい)。

VIA: Evasive Motorsports

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