| レクサスは他に「インスピレーション」シリーズを海外で展開している |

レクサスが北米市場向けに特別仕様として「レクサスIS F Sportブラックライン」を投入。
これはIS F Sportに900台のみが設定されるもので、IS 300F Sport、IS 350F Sport両方が選択可能。
「特別仕様」の内容としては”ブラックヴェイパークローム”の18インチホイール、ブラッククロームのグリルサラウンド、ブラック仕上げのドアミラーなど。
ボディカラーはオブシディアン(ブラック)、ウルトラホワイト、ブルーマイカ2.0の3色が用意されています。
おそらくは日本での特別仕様「IS I Blue」とほぼ同じ内容
さらにはトリプルビームLEDヘッドライト、ブラインドスポットモニター、スマートアクセスキーが装備されるほか、インテリアだとブラックとグレーのシート、(ニーパッドやドアトリムに)インディゴブルーのステッチが採用され、ブルーの木目がステアリングホイールやドアトリム、ダッシュボードに配される、と紹介。

これら仕様を見てみると、レクサスがつい先日、国内向けにて発表した「レクサスIS I Blue」とほぼ同じ内容を持つようです。

ただ、日本だとボディカラーにつき「 ヒートブルーコントラストレイヤリング 」「 ホワイトノーヴァガラスフレーク 」「 マーキュリーグレーマイカ 」「 グラファイトブラックカラスフレーク 」「 ラディアントレッドコントラストレイヤリング 」の5色が選べるのに対して北米では3色(それら3色の名称は日本とは異なるものの、おそらくは実質同じ色)。
レクサスはなぜ米国で「武将」をアピールしなかった?
この日本向け「I Blue」はその名称の通り「ブルー」を強く押し出していて、ここでのブルーとは日本古来の「藍色」を指し、「武将」をイメージした、ともアナウンスされています。

しかしながら今回のレクサスIS F Sport「ブラックライン」にはそういった件については触れられず、しかしレクサスは日本のブランドでもあり、アメリカではこういった「武将」は非常にエキゾチックに映ると思われるため、こういった日本の伝統をアピールしなかったのはちょっともったいないな、という感じですね。

ただ、もちろんレクサスにも相応の理由があると思われ、それはレクサスが北米にて「ブラックライン」シリーズを展開しているため。
これまでレクサスはISやNXに「ブラックライン」を特別仕様モデルとして設定しており、これまでの履歴を見ると「春と秋」にこれらモデルを発売しているようです。

よってレクサスは、この「ブラックライン」をISやNXにおける「定例限定モデル」として位置づけたいのかもしれませんね。
なお、レクサスは欧州、北米にて「インスピレーション」シリーズも展開中。
見る限りではLCやLS、LXといった上級モデルに対して設定する特別仕様のようですが、こちらも一部は若干の仕様を変え、日本にも入ってきているモデルも存在しています。
VIA:LEXUS