| 価格やパワーを考えると、GRヤリスのタイムは驚異的 |
さて、先日は「カタログ値よりもかなりパワーが出ていると」として話題になったトヨタGRヤリス。
今回はニュルブルクリンクをなんと7分56秒にて周回した動画が登場して世間を驚かせることに。
GRヤリスは1.6リッター3気筒ターボエンジンを積むコンパクトハッチバックで、ラリー競技用のホモロゲーションモデルではありますが、さほど出力が高くはなく、空力的にも優れるとはいえないボディ形状を持っており、にもかかわらずニュルブルクリンクでこのタイムを出すというのはまさに驚き以外のなにものでもありません。
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走行したGRヤリスは購入したそのまんまの仕様
そしてさらに驚くのは、今回走行したGRヤリスについて、「何も手を加えていない、工場から出てきてそのまんま」ということ。
つまりアタック用のタイヤも装着せず、軽量化にも手を付けていないということですね。
おまけに気温は6度と低く、サーキットは貸し切りではないために他の車も走る中でのチャレンジであり、もしこれが夏場にて、そしてコース貸し切りだと、あと数秒は間違いなく削れるものと思われます。
7:56はニュルブルクリンクだとどれくらい?
なお、現在ニュルブルクリンクにおける市販車最速は、先日記録を更新したばかりのメルセデスAMG GTブラックシリーズの「6:43」。
よってGRヤリスのタイムはそこから1分以上遅れを取ることになるものの、それでも「相当に速いタイム」です。
たとえば、おなじ7:56だと「ポルシェ911ターボ(996)」「フェラーリ・カリフォルニア」「シボレー・コルベットZ06」「ポルシェ911カレラS」「アルピーヌA110S」「ポルシェ911GT3(996)」「ホンダNSX-R」といった面々が並びます。※このタイムは、ニュルブルクリンクだと歴代170~180位くらい
参考までに、BMW M2が7:58、BMW Z4 M40iが7:55、GRスープラが7:52あたりなので、これらを見ても、GRヤリスが”理想的なコンデイションではない中で”出したタイムがどれほど優れているかがわかりますね。
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GRヤリスは試乗車もぼちぼち登場
GRヤリスは現在生産が開始された納車が進んでいる状態ですが、それにあわせて試乗車の配備も開始されており、現在のところ関東、関西だと10店舗ほどで試乗車が用意されている模様。
ただ、トヨタの販売店に問い合わせてみると試乗車の予約状況はさほど逼迫しておらず、というのも現在GRやリスの試乗車はマニュアル・トランスミッション装備の「RZ」が大半であり、これが理由にて”運転してみたくとも運転できない”人が多い、とのこと。
つまりはAT限定免許の人がそれだけ多い、もしくはMTの運転が可能な免許証を所有していてもMTの運転に自信がない人が多いという事実を示しているのかもしれません。
しかしこれは本人の問題というよりは「環境によるもの」であり、そもそもMT車を用意しているモデルが少なくMT免許取得の必要がないうえ、取得したとしてもMT車を運転する(練習する)機会がないということなのでしょうね。
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