| 新型レクサスNXのプラットフォームは刷新され、見えない部分の変更が大きそう |
アメリカはコロラド州にて、フルモデルチェンジ版の新型レクサスNXと見られるプロトタイプが目撃に。
レクサスNXは2014年に登場していますが、その年齢にもかかわらず、北米市場だとRXに次いで「2番めに」売れているレクサスということになります。
今回目撃されたプロトタイプは全身をかなり分厚い偽装で覆われていますが、「隠さなければ、ソレとわかってしまう」ほどの完成度を持つボディがカモフラージュの下に隠されているのかもしれません。
そのデザインは現行同様?
なお、スパイフォトを見るに、そのデザインは現行モデルと大きく変わらないように見え、ボンネット形状、ボンネット上のライン、そして突き出たスピンドルグリルもかなり現行のレクサスNXに近いように見えますね(売れているモデルだけに、あまり大きく変えたくないのかも。最近マイナーチェンジを行ったレクサスISやコンセプトカーを見ても、レクサスは現在のデザインテイストを継続する意向を持っているようだ)。
一方で異なるのはボンネットの「先端」で、これまでは「額」のようになだらかに落ちていたものが前方へと延長され、そこからストンと落ちることに。
これはマツダやマセラティが採用するデザイン手法のひとつであり、フロント部分を長く見せることで「バン」っぽい印象を払拭し、ロングノーズによる優雅なイメージを実現するもの。
よって、一見するとあまり現行モデルと変わらないように見えながら、カモフラージュが取れた姿は「現行NXとは全くの別物」なのかもしれません。
リアに目を移すと、カモフラージュ越しにでも現行モデルと共通するリアウインドウのグラフィックを確認でき、ルーフスポイラー、サイドのパーツも現行同様。
テールランプが左右に突き出した「3D形状」を持つのも現行同様であり、全体的には大きなデザイン的乖離は(現行モデルから)ないのかも。
ただしリアハッチやリアバンパーについてはそのディティールが変更される可能性もありそうです。
新型レクサスNXに採用されるプラットフォームは?
なお、新型レクサスNXとはに採用されるプラットフォームはトヨタRAV4と同じTNGA-Kだと思われ、よってパワートレーンも(ハイブリッドモデル含め)RAV4とかなり似た構成になるものと見られます。
もしかするとマツダが開発を進めている「直6」を積む可能性も否定できず、しかし2021年もしくは2022年登場と言われるデビュー時期を鑑みるに、マツダ製直6は間に合わないのかもしれません(加えて、直6搭載を前提として設計されているプラットフォームでもない)。
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参照:Motor1