| ランクルのモデルチェンジに際し、フロントの押し出しがさほど強くなっていないのには驚きだ |
さて、今年登場するニューモデルの中でもっとも世間の関心が高いのが新型ランドクルーザー(300系)。
現行200系ランドクルーザーは登場から14年が経過し、今年にもモデルチェンジするということが確実視されていますが、今回なんと「トヨタから入手した」とされる技術関連資料(サービスマニュアル?)がリークされることに。
新型ランドクルーザーは思ったより大きく変わらない
なお、今回リークされた画像を見るに、「思ったほど大きく変わらないな」という印象。
全長は同じだとされるものの、ホイールベースが5センチ伸びているとされ、つまり前後オーバーハングが短くなっているということになりそうです(アプローチアングルとデパーチャーアングルも改善される)。
フロントから見てゆくと、たしかにフロントオーバーハングが短いようにも思われ、フロントのマス自体がコンパクトにデザインされているようですね。
バンパーは中央に向かって絞られ(左右や下部への張り出しが小さい)、フロントグリルは大きく、しかし両サイドのグリルは縮小しています。
グリル周辺には大型化したフレームのようなものが見え、ヘッドライトはダウンサイジングされることに。
ボンネットの切り欠きは従来型ランクルと大きく変わりは無いようにも見え、しかしボンネット上面は「ダブルバブル」のような形状を持っています。
ちょっと意外ではありますが、「押し出しの強さ」よりもスタイリッシュさを重視したように見え(それはレクサス版で行われるのかもしれない)、かつ前世代のランクルへと”先祖返り”も行わないようですね。
A~Cピラーの角度も大きく変わらず、しかしリアクォーターウインドウの形状、ルーフスポイラーの形状が変更。
とくにリアサイドウインドウの形状変更は大きく、コンパクトになったフロントと相まって「ウエッジシェイプ」的なイメージを受けます(リアバンパーの取り付け位置、テールランプの取り付け位置も上がっているように見えるので、なおさらそう感じる)。
サイドを見てゆくと、フェンダーにアーチが取り付けられていることがわかり、しかしこれは「円」ではなくやや角度がつけられたデザイン。
ドアミラーはAピラー付け根からドアスキンマウントへ、そしてランディングボードが装着されています。
今回リークされた図面については、これまでに流出したスパイフォトと一致する部分も多く、本物で間違いない」と見られているようですね。
テールゲートのデザインが一新?
なお、リアから見たときの変化は比較的大きく、テールランプ形状について、内側が「ハの字」となり、最近のトヨタらしく3D形状に(エアロスタビライザーも見える)。
そしてスプリットテールゲートは(仕様が複数存在しない限り)廃止?
アクスルはリジッド、ホイールは17インチから20インチまで
そして今回のリーク画像にて紹介されているエンジンが1GRFEとV35AFTSの二種類。
ただし4気筒やハイブリッド版が用意されるという話もあり、これらは「ほんの一角」なのかもしれません。
アクスルはリジッド。
ホイールは17インチから20インチまで揃います。
新型トヨタ・ランドクルーザーのインテリアはこうなる
そしてこちらは新型ランドクルーザーのインテリア。
現行モデルに比較すると「完全に刷新される」と考えてよく、メーターやステアリングホイール、ダッシュボード、センターコンソール、アームレストの形状などすべてが一新。
見たところ、そうとうに「囲まれ感」が強いという印象ですね。
こちらはスイッチ類の詳細ですが、エンジンスタート/ストップボタンに「GR」が含まれており、おそらくは「GR Sport」モデルが追加されるものと思われます。
そしてこちらは実車のリーク画像。
タッチ式(静電式)ではなく物理ボタンがズラリと並び、今どきの新型車にしては「え?」という感じではありますが、それも「濡れた手やグローブ着用状態で操作すること」「万一の故障(タッチパネルだと、パネルが故障することでスイッチ全部が使えなくなる)」を考慮したのかもしれません。
新型トヨタ・ランドクルーザーのリーク画像を紹介する動画はこちら
参照: Motor1, Kirk Kreifels - YouTube, kurdistan_automotive_blog - Instagram