>トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS) ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

フルモデルチェンジ版プリウスは2022年にEVではなく「ハイブリッド」にて登場?トヨタ「ハイブリッドはトヨタの中心であり、その中でもフロントランナーはプリウスだ」

2021/12/10

フルモデルチェンジ版プリウスは2022年にEVではなく「ハイブリッド」にて登場?トヨタ「ハイブリッドはトヨタの中心であり、その中でもフロントランナーはプリウスだ」

| プリウスは6年ごとにモデルチェンジを繰り返しており、2022年の次の2028年にピュアEV化されると目される |

2025年には「水素」プリウスの可能性も

さて、2022年に5代目に突入すると言われるトヨタ・プリウス(プリウスは6年ごとにモデルチェンジを繰り返している)。

現行モデルが登場して「エロい」というキャッチコピーにて展開したり、そのアクの強さが批判されたりしたのが昨日のように感じられ、「時がたつのは早いものよ」と改めて思い知らされます。

次期プリウスも「ハイブリッドを継続」

そこで次期プリウスについてですが、いくつかウワサが出ており、まずは「次世代プリウスもハイブリッドを継続」というもの。

現在世界中のいくつかの国や地域が(早ければ)ハイブリッドであろうともガソリンエンジンを搭載するクルマの販売を禁止しようという状況ですが、欧州だと多くの国が2030年に「ガソリン禁止」を掲げており、よって2022年に登場する新型プリウスではハイブリッドを継続し、2028年に登場するであろうさらなる新型プリウスにてピュアエレクトリックへと移行するのでは、と見られているわけですね。

カナダが2035年までに「ガソリンエンジン搭載車の販売を全面禁止」と発表!現時点で「ガソリン禁止」の国・地域、そしてその時期などをまとめてみた

| ガソリンエンジン禁止の流れは政治的利用もあって、想定よりも遥かに速く進んでいるようだ | あまりに早すぎる流れに自動車メーカーも対応に苦慮 カナダ政府が「2050年までにCO2排出量ゼロ」を目指す ...

続きを見る

実際のところ、トヨタの重役が「プリウスは一つのアイコンであり、ハイブリッド車のラインナップ中で重要な役割を果たす」と発言したとも報じられていて、またある報道では「新型プリウスはGA-C(カローラ等に使用される)プラットフォームと電気自動車用のbZアーキテクチャとを統合した、欧州用のE3プラットフォームをベースにしたハイブリッドになる」とも。

L1250490

トヨタはまだしばらくは「ハイブリッドを核に据える」

そしてトヨタ・モーター・ヨーロッパにてマーケティングと製品企画を担当するアンドレア・カルルッチ氏によると「プリウスはいつであっても新技術のフロントランナーとしての役割を維持しなければならない。プリウスは明らかに象徴的な存在であり、我々が何者であるかを象徴しているクルマである」とのこと。

加えて、ハイブリッド車は依然としてトヨタにとって「最重要車種」であり、今後もハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車など、BEVに代わる一連のモデルを提供することを計画していると述べています。

実際のところ、トヨタはたびたび自社の強みを「ハイブリッドにある」と主張しており、その理由としては「充電と放電に関する技術においては他社に先んじている」というもので、これによって「同じバッテリー容量においても、他社製品よりも長い距離を走ることができるハイブリッド車を作ることができる」というもの。

もちろんこの技術を応用すれば優れたEVもできそうですが、トヨタはさまざまな理由にて急激なEVシフトを避けており、より安価にて製造できるハイブリッド車を重視しているようですね。

L1250333

次期プリウスについては、アクアに搭載されている新世代の「バイポーラ型ニッケル水素電池」が採用され、ハイブリッドシステムの高出力化と高効率化が図られる見込みだといい、この技術は将来的にトヨタの他のハイブリッド車にも徐々に採用されてゆくものと見られます。

エンジンについては現行の1.8リッターのアップデート版が搭載され、2025年(フェイスリフトのタイミング?)には、現在実験段階にあるトヨタの水素関連技術を用い、より進化した”水素”電気プリウスPHEVが登場するというウワサもあるようですね。

合わせて読みたい、トヨタ関連投稿

トヨタの新型エレクトリックSUVとe-TNGA
【動画】トヨタが新型エレクトリックSUV発売を予告、加えて電動化ビジョンについて語る。トヨタがこうも壮大な計画をもっていたことをボクは今まで理解できなかった

| トヨタがなぜ今の今までピュアEVに手を出そうとしなかったのかがようやく分かった気がする | さて、トヨタはレクサスブランドにおける電動化の中核技術「DIRECT4」を公開したところですが、トヨタブ ...

続きを見る

トヨタが株主総会にて改めて「EV一辺倒にはならず、ガソリン車も残す」と明示
トヨタが株主総会にて改めて「EV一辺倒にはならず、ガソリン車も残す」と明示。なぜトヨタはエレクトリック化に躊躇するのか?

| トヨタは「出遅れている」のではなく、そもそもEVレースに参加する気がないようだ | メジャーメーカーの中で唯一「電動化一辺倒」ではないトヨタ、その勝算は? トヨタが株主総会にて、改めて「EVは時期 ...

続きを見る

豊田章男
トヨタの株主は豊田章男社長に不満?同氏の「急激な電動化に待った」発言に対し「豊田章男は、世界で何が起きているのかわかっていない」

| 豊田章男社長の「急激な電動化に待った」発言は、トヨタ自動車単体ではなく、日本の自動車産業全体を考えてのものだと捉えるのが正しい | さて、ロイターによると、トヨタの株主が「トヨタが電気自動車に対し ...

続きを見る

参照: Autocar

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS), ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , ,