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新型センチュリーにはオープンも?トヨタはセンチュリーのカスタムについて「無限」と語り、顧客の要望に応じてボディタイプすら変更するもよう【動画】

新型センチュリーにはオープンも?トヨタはセンチュリーのカスタムについて「無限」と語り、顧客の要望に応じてボディタイプすら変更するもよう【動画】

| ベントレーやロールス・ロイスに比較すると、センチュリーのパーソナリゼーションの幅は”狭い”と感じていたが、どうやら事実は「逆」であったようだ |

「パーソナリゼーション」はトヨタにとって大きなビジネスチャンスとなる可能性を秘めている

さて、トヨタは昨日センチュリー「SUVタイプ」を発表したところですが、(ネット上では)その比較対象としてベントレー・ベンテイガやロールス・ロイス・カリナンが挙げらています。

たしかに新型センチュリーの性質からするにこの両者がもっとも「ありうる」競合になると思われますが、ポルシェ・カイエンは「パフォーマンス重視」、ランボルギーニ・ウルスは「目立ちすぎる」というところからして新型センチュリーの競合とはならないのかも。

要は、新型センチュリーを選択する顧客は「目立つ外観やパフォーマンスよりも、実際にクルマに乗り、移動するときの快適さや充足度(他人に対するアピールよりも、自分自身がいかに満足するか)」を重視する可能性が高いのでは、とも考えられます。

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新型トヨタ・センチュリーはカスタマイズの幅が少ない?

ただ、新型センチュリーについてぼくがまず思ったのは「ベンテイガや、カリナンの顧客を獲得するには、その内外装の選択肢が少なすぎるだろう」ということ。

このクラスのクルマを購入する人は、自分の嗜好や用途に合わせていかに「パーソナライズできるか」重視するものと思われ、センチュリーSUVタイプの「ボディカラー7色、インテリアカラー3色」ではあまりに(無限のパーソナリゼーションの可能性を持つベンテイガやカリナンに比較して)心もとないのでは、と考えたわけですね。

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しかしながら新型センチュリーの発表中継を見ていると、チーフ・ブランディング・オフィサーのサイモン・ハンフリーズ氏が「テーラーメイドのようにお客様の要望に答えることができる」とコメントしており、そもそもセンチュリーSUVタイプが誕生したきっかけ自体が「様々なニーズに対応するため」であったとも。

Toyota-Century-SUV (2)

そして実際に発表会の場では「通常モデル」のセンチュリーに加え、右側にはセンチュリーの製品サイトにはないボディカラーを身にまとい、カーボンファイバー製のパーツやレッドキャリパー、ブラックホイールで武装した「GRMN」が展示され、しかもこちらは標準仕様のドアとは異なる「スライドドア」を採用しています。

Toyota-Century-SUV (3)

そこでさらなる可能性として示されたのが「オープンモデル」のセンチュリーSUVタイプ。

これはひとつの「可能性」として提示されたものであり、そのためカタログモデルとしてラインアップされるわけではなさそうではあるものの、トヨタはセンチュリーについて「どんなカスタムの要望にも応じる」という姿勢を示しているわけですね。

センチュリーの販売自体、センチュリーマイスターによって、顧客の要望を聞きながら進められることになると説明されていますが、こういったカスタムが可能となるのであれば、そのパーソナリゼーションの幅はベントレーやロールス・ロイスに劣るどころか、「それらを遥かに超える」こととなりそうです。

Toyota-Century-SUV (1)

なお、トヨタはその高級ブランド「レクサス」においても(パーソナリゼーションの)幅の狭さを指摘されていますが、新型クロスオーバー「LBX」ではカスタマイズの幅を広げており、その一部が(いくつかの市場限定で)LCにも拡大されていて、よって今後は「パーソナリゼーション」「テーラーメイド」「ワンオフ」といったところに注力してゆくのかもしれません。

たしかにこれはひとつのトレンドでもあり、そして今後自動車の販売台数が減少する可能性がある中において、「利益を獲得できる」ひとつの、そして有用な手段であり、「非常に厚い」顧客層を持つトヨタにとっては新たなビジネスチャンスとなる可能性を秘めている、とも考えています。

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参照:トヨタ YouTubeショールーム

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