| はじめてスズキ・カタナに”ブラック”が登場 |
スズキはつい先月ケルンにて「新型カタナ(KATANA)」を発表したところですが、今回はミラノ・インターナショナル・モーターサイクル・ショーにてそのブラックバージョン「ブラックカタナ」を公開。
発売はシルバーと同じく2019年と公開されており、そして初代カタナには用意されなかったブラックがラインアップされるのは衝撃的で、「カタナというとシルバーとブラックとのコントラスト」という印象があっただけにかなりな異質感を放っているように思います。
シルバーのパーツはほとんどない
新型カタナについてはもともと「ほとんどのパーツがブラック」。
これは(カウルの)シルバーを際だたせるための手法だと思われますが、今回はそのシルバー部分をブラックへと変更したことでまさに「全身真っ黒」。
残るシルバー部分はフロントサスペンションのシリンダーやブレーキディスクという、摩擦の生じる部分のみとなっています。
なお、スペックはシルバー、ブラックとも同一で下記の通り。
ホイールベース 1460mm
装備重量 215kg
エンジン型式 999cm3水冷4サイクル直列4気筒エンジン
最高出力 110kW/10,000rpm
最大トルク 108N・m/9,500rpm
「ブラックのカタナ」は先代カタナの「カタログカラー」としては存在しなかったものの、「西部警察」では舘ひろしが乗っていたと記憶しており、ちょうどそのカラーも今回のブラックカタナと同じ「ブラック×レッド」だったように思います。
ミラノには多くの魅力的なバイクが登場
カタナのほかにも今回のミラノでは多数の魅力的なバイクが登場。
ハスクバーナは「Vitpilen 701 AERO Concept」を発表していますが、まさに現代版カフェレーサーとも言える仕上がりですね。
フェアリングは一見「レトロ」ですがその形状や細部は未来的で、非常に立体的かつ(その名の通り)エアロダイナミクスに優れていそうなデザイン(リアホイールもカバーで覆われている)。
エンジンは693cc水冷でメーターはTFT液晶さと公開されています。
台湾キムコはエレクトリック・スーパーバイクを公開
そして台湾のキムコ(Kymco)はフルエレクトリック・スーパーバイク「SuperNEX」を発表。
出力は非公開ですが「0-100キロ加速は3秒」とされ、そこから想像するに相当なトルクとパワーを備えていそう。
なお、そのパワーとトルクを制御するためにローンチコントロールを備える、と公表しています。
こうやって見た感じではあまり「エレクトリック感」はなく、チェーンも存在するために「ガソリンエンジン搭載」っぽくも見えますね(しかしよく見るとマフラーはない)。※ブルーのアクセントがエレクトリックを主張しているくらい