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まさかの「お宝」!日本からアメリカへと輸出され「未開梱」だったヤマハSR500Hがショプオーナーの死後、遺品として競売に。とんでもない値が付きそう

まさかの「お宝」!日本からアメリカへと輸出され「未開梱」だったヤマハSR500Hがショプオーナーの死後、遺品として競売に。とんでもない値が付きそう

| しかもヤマハSR500Hが現地で販売を終了した1981年の「新車」 |

これ以上のコンディションを持つヤマハSR500Hは二度と出てこないだろう

さて、自動車やバイクについては、ときどき「とんでもないお宝」が登場することがありますが、今回もそういった一台がメカム・オークションへと登場する予定です。

今回のお宝はヤマハのバイク「SR500H」。

そしてなぜこれがお宝なのかというと、1981年に製造されて米国へと正規に輸出された後、一度も開梱されたことがなかったから。

さすがに今回、オークション出品に際して中身を確認するために開梱されているものの、それでも全くの未走行、もちろん走行距離はゼロ。

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このSR500Hバイクショップオーナーの遺品

ダンボールを外すとまず紙(ニノっぽくも見える)で覆われており・・・。

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それを取り除くとビニールで養生されたバイクが登場。

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メーターなど一部パーツは外されて状態で出荷され、現地インポーターもしくはショップが組み立てるようですね。

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前輪も外された状態です。

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なお、このヤマハSR500Hはバイクショップオーナーの遺品だといい、ワシントン州スポケーンにあるEmpire Cycle社の故チャールズ(チャック)・D・ハーディン氏のコレクションから出品されるもの。

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オークション開催自体は2022年で、ラスベガスにて開催される「Mecum Las Vegas」へ、一度も組み立てられていない「As found」の状態で出品される、と報じられています。

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ヤマハSR500はこんなバイク

ヤマハSR500は、4ストロークエンデューロバイク「XT500」のロードバージョンとして開発され、1978年に発売が開始されています。

搭載されるエンジンはSOHC単気筒499cc、当初の出力は32馬力で、日本だと大型免許が必要なためにさほど売れなかったそうですが、一方でアメリカや欧州では高い人気を誇ることになり、しかし北米では1981年、欧州では(規制に対応できず)1984年モデルを最後に販売が終了。

日本では2000年まで生産が行われていますが、今後高騰する可能性が非常に高いシリーズでもありますね。

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SR500Hの登場時には、ディスクブレーキやセルフキャンセル式ウインカーなど、当時としては極めて先進的なな装備が与えられており、しかし2代目になると、ディスクブレーキでは性能が安定しないため、リアにドラムブレーキを採用することに(これが原因で欧州市場からの撤退を余儀なくされたと言われる)※2代目SR500では、フライホイールを小型化したこともあり、数キロの軽量化が図られている

SR500Hは電子制御式イグニッションを採用していたにもかかわらず電動スターターがなく、つまり、キックスターターを備えるクラシックでシンプル、無駄のない、そして「壊れる可能性が低い」バイクとして知られていますが、一方でピストンが上死点に位置しているかどうかを確認するためのデバイスを付属していたためキックのタイミングを知ることができ、その信頼性の高さから、世界の多くの市場で人気の高いコミューターバイクとして親しまれています。

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今回出品されるSR500Hは1981年モデルなので、つまりはアメリカで販売された最後のモデルイヤーということになり、その意味でもアメリカのマニアが大きく注目することになりそう。

果たしてこのバイクを落札したオーナーがこれを組み立てるのか、それとも「タイムカプセル」として保管することを選ぶのかは気になることろですね。

参照:MecumClassic Bike GuideYamahaMotorcycle Classics, Rideapart

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