| ホンダはあまりサブカルとのコラボレーションに熱心でなかったように認識しているが |

何を思ったか、ホンダがエヴァンゲリオンとのコラボレーションを開始し、それを予告するサイトを公開。
シン・エヴァンゲリオン劇場版の公開(6/27)にあわせたプロモーションということになりそうですが、これまでにも多くのアニメーションやコミック、アイドルとのタイアップを行ってきたトヨタとは異なり、ホンダがこういった系統のコラボを行うのは極めて異例なんじゃないかと考えています(映画”ゴースト・イン・ザ・シェル”とのコラボはあったが、それは映画制作側からの持ちかけであり、広告目的のコラボとは少し違う)。
コラボサイトは2020年3月30日に公開
なお、今回のコラボレーションについては「CIVIC × EVANGELION」と題されていて、つまりはホンダ全体ではなくシビックに限定した内容となりそう。
現在公開されているのは予告サイトですが、正式なコラボレーションは3月30日にスタートすることになり、トップページでは現在そのカウントダウンが行われています。

さらに予告編についてもYoutube上に3編が公開されていて、こちらについても本サイト公開後には「本編」が公開されるのかもしれませんね。
CIVIC×EVANGELION 式波・アスカ・ラングレー篇 。
たしかにエヴァンゲリオンは人気だが・・・
なお、エヴァンゲリオンが絶大な人気を誇るのは理解できるものの、コラボレーションによってクルマの販売伸びるのかどうかはかなり疑問。
つまりエヴァンゲリオンのファンとシビックとの購買層があまりオーバーラップしていないんじゃないかと考えています。
ただ、ホンダとしては直接の販売増加を見込んでいるわけでははなく、今回のコラボレーションにおいて「少しでもホンダやシビックを身近に感じてもらえれば」ということが目的なのかもしれず、その観点においては多少なりとも消費者とシビックとの接点ができることになり、話題として拡散するほか、今すぐでなくとも、エヴァンゲリオンのファンがクルマを買おうと考えたとき、ホンダやシビックという文字がまっさきに浮かぶのかもしれません。
そう考えると宣伝広告というのは効果に即時性があるわけではなく、費用対効果の算出もまた難しく、企業としてもなかなか踏み切れない、しかし何もしないわけにもゆかないという難しい領域なのでしょうね(コラボによる直接的な効果は小さくとも、他の”利益換算できない”効果はあり、何もしないよりはやったほうがいい)。
なお、これまでにクルマとエヴァンゲリオンとのコラボだと、光岡自動車がそのスーパーカー「オロチ」に限定一台の「エヴァ仕様」を発売した他、レーシングチームとのコラボレーションといった例も。

VIA:HONDA