自分のスズキ・ビターラ(エスクード)を売るためにプロモーションビデオを作ってしまった男が登場。
1996年モデルと年季が入っていますが、動画は「かなり」の出来で、自動車メーカーでもここまでのものは作れまい、という内容です。
まずはかっこいいイメージ動画風のオープニングですが、そこから荒野へ走り出します。
装備やエンジン出力の説明をしつつオフロードを走行してその走破性をアピール。
砂漠を走行する様子も収録されており、ここまででも「十分」と言える出来だと思います。
しかしこのあたりから様相が一変し、雪山で雪崩から逃げたり、
海中を(007に登場したロータス・エスプリのサブマリンのように)航行したり、
ジュラシック・パークのような恐竜がいるところを駆け抜けたり(これは疾走感抜群)、
マッドマックス:怒りのデス・ロードのヒャッハーの中に混じってみたり(ギター野郎がしっかり登場しているところが”わかっている)”、
月面を走行したり、
果てはバック・トゥ・ザ・フューチャーのようにタイムスリップしてみたり(マクラーレンもバック・トゥ・ザ・フューチャーへのオマージュ動画を作成していましたが、それよりも出来が良い)、とやりたい放題。
作成したのはヴィジュアル・エフェクト・アーティストのEugene Romanovskyさん。
その溢れる才能が爆発した動画となっており、これは永久保存確定だと考えています。
おそらくこのエスクードはこの動画のおかげもあって苦もなく売れると思いますが、この動画によって多くの仕事も舞い込んできそうですね。
多くの映画のパロディが盛り込まれていますが、なぜか「ワイルド・スピード」シリーズはここで登場せず、エスクードという車の性格(オフロード)が関係しているのかもしれませんね。