| ヒュンダイ「N」はやはり独自スポーツカー開発に強い意欲 |
ヒュンダイは今回、ヴェロスターのハードコアモデル「ヴェロスターN」をニュルブルクリンクにて発表。
ニュルブルクリンクで新車発表を行うというのは「かなり」異例ではあるものの、ヒュンダイ「N」はニュルブルクリンク(とヒュンダイ本社所在地の住所)と表しているとのことであり、加えて自信の現れであるとも言えそう。
なおヒュンダイ「N」として「i30 N」、そして今回の「ヴェロスターN」が存在し、そしてヒュンダイはヴェロスターN発表の場で「Nブランド独自のスポーツカーを発売したい」と公開しています。
ヒュンダイは現在「ドリームチーム」状態
ヒュンダイ「N」はBMW「M」、メルセデス・ベンツ「AMG」、レクサス「F」、日産「NISMO」、スバル「STI」のような位置付けのハイパフォーマンスカーブランドですが、「既存モデルをベースにしない、独自開発のスポーツカー」を開発したいという意味のようですね。
なおNISMO、STIもこう言った話を以前から述べており、これはハイパフォーマンスカーを発売するブランドの管理者としてはひとつの「夢」なのかもしれません(メルセデスAMGは”GT”にてそれをすでに実現)。
ヒュンダイ「N」ブランドのスポークスマンによると、「こういった独自スポーツカーの発売はヒュンダイブランドを強化し、よりエモーショナルなものにする」とのことで、現在(独自開発スポーツカーは)どのようなモデルになるかはわかららないものの、「世界規模での議論がなされており、2ドアクーペ、もしくはサルーン」になるとも言われます。
ヒュンダイ「N」はBMWから多数を引き抜き、本体であるヒュンダイもブガッティやベントレーから多くの人材を獲得していますが、そういった人々がヒュンダイのイメージを変えることができるのかは注目に値する部分ではありますね(かつてスバルや三菱はデザイナーを招聘してもそのイメージを変えることは難しかった。デザイナーの問題というよりも会社的な問題か)。
ヒュンダイ・ヴェロスターNはこんなクルマ
なお、今回発表されたヒュンダイ・ヴェロスターNは「ヒュンダイが米国市場に投入したクルマの中でもっともパフォーマンスが高い」とされており、2リッターターボエンジンからは275馬力を発生し、レブマッチ機構付きの6速クロスレシオ採用マニュアル・トランスミッションを採用。
足回りも当然強化され、特にコーナーの出口でトラクションを稼ぐことに重点をおいた「パワー・センス・アクスル」を採用した、としています。
ダンパーは電子制御式だそうですが、シビック・タイプRとの共通性が高く、いずれはこれらを直接対決させるメディアが出てきそうで、ヒュンダイ”N”の実力がどれほどなのかは楽しみに待ちたいと思います。