| なぜ新車?ライカン・ハイパースポーツが販売中 |
あのライカン・ハイパースポーツが3億8000万円のプライスタグをつけて販売中(ジェームズ・エディションに掲載中)。
正規ディーラーでの販売ではないものの「新車」とされており、ボディカラーはシルバー。
画像の奥には「フェニア・スーパースポーツ」も見えますね。
実際はほとんど売れていない?
ライカン・ハイパースポーツはレバノンで創業され現在はドバイを拠点に活動中。
最近もディーラーを新規オープンさせたばかりで、その様子も動画にて公開されていますね。
その第一号車となるのが「ライカン・ハイパースポーツ」で、これは「ワイルドスピード・スカイミッション」に登場したことで一気に有名に。
ボディサイズは全長4480ミリ、全幅1944ミリ、全高1170ミリとけっこうコンパクト(ランボルギーニ・ウラカンと同じくらい。正確にはちょっと短い)。
エンジンはポルシェのフラットシックスをルーフ(RUF)がチューンしたもので、最近公開された動画を見るにシフトレバーやドアインナーハンドルもポルシェと同じものが使用されていることが確認でき、ミドシップという構造を見ても「RUF CTR3」の中身を991にアップデートしたモデルと考えてもいいのではと考えています。※RUF CTR3は997世代の991をRUFが車体後半を作り変え、ミドシップ化した車
ちなみに限定台数は「7台」のみで、正規ディーラー経由の新車価格は3億5000万円ほど。
この7台に対して100件以上の購入申し込みが殺到したとも言われますが、これ以外にも複数台が新車として売りに出されていたり、中国はじめ国外のモーターショーに展示されていたりという事実を鑑みるに、「実際は全然売れてないんじゃないか」と考えることも。
その構造なども明らかになっておらず、謎の多い車、かつ謎の多いメーカーではありますが、この価格であればブガッティ・シロンやケーニグセグ・アゲーラも購入できるため「相当に思い切った」値付けだと言えるかもしれません。
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【動画】ライカン・ハイパースポーツの製造元、Wモータースがドバイに販売拠点をオープン。謎モデルも公開
ドバイにライカン・ハイパースポーツの発売で名を成した「Wモータース」のフラッグシップショールームがオープン。
これまでWモータースはオフィス機能のみで、販売となると契約している特約店経由での販売となっており、しかし今回自前のショールームをオープンした、ということに。
動画を見るとライカン・ハイパースポーツやフェニア・スーパースポーツ、そして上海モーターショーで発表した超豪華ミニバン「ICONIC Seven」も。
なお、このICONIC Sevenは中国系と思われる(動画にも中国人と思しき人達が多数)”ICONIQ”とWモータースとのコラボレーションによって実現したもので、製造はWモータースが行う、としています(現実的にはWモータースが工場を仲介するものと思われる)。
一方のフェニア・スーパースポーツはライカン・ハイパースポーツの後継モデルと言える車で、生産台数は25台限定、出力は900馬力上、0-100キロ加速は2.7秒。
エンジンはポルシェ製フラットシックスをルーフがチューンしたもの、とされています。
なお、ライカン・ハイパースポーツそのものは「限定7台」と言われるものの、実際には何台が売れたのかは全く謎(それよりも少ないのかもしれないし、多いのかもしれない)。
ただ、今回こうやってショールームをオープンさせたということは、まだ売るべき車もあり、そして今後も車種追加などの展開を見せよう、ということなのでしょうね(動画では未来的な車の模型も公開されている)。