| 事故の原因はライダーの暴走だと言われるが、だそすれば同情の余地はない |
幸いにも関係者にケガはなく、しかしバイクは大破、リマック・ネヴェーラも無傷ではないだろう
さて、リマックはつい先日、元F1ワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグに”最初の”ネヴェーラを納車したばかり。
このリマック・ネヴェーラは、ピュアエレクトリック、そしてクワッドモーターを搭載して1,914馬力を発生させ、0-100km/hを1.85秒で駆け抜けるというハイパーカー(ゼロヨン/クオーターマイルの世界最速記録も保持している)。
その価格は200万ユーロ(約2億7500万円)から、そして限定台数わずか150台に絞られる高額かつ希少なクルマですが、今回そのリマック・ヴェネーラになんとバイクが追突してしまうという案件が発生しています。
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追突されたリマック・ネヴェーラは「広報車」
このリマック・ネヴェーラは、リマックがマーケティングと試乗のために使用しているカリスト・グリーンのシャシーナンバー#000で、今回事故が発生したのはカリフォルニア州サンタモニカのパシフィック・コースト・ハイウェイ。
撮影したのは偶然通りがかったドライバーですが、撮影者によると、「ライダーたちはパシフィック・コースト・ハイウェイでクレイジーな走りを繰り返していた」とのことで、それでなくとも現地はライダーたちが猛スピードですり抜けを行ったりという問題が日常化しているとされ、「起こるべくして起こった」事故なのかもしれません。
なお、動画は事故直後から撮影されており、まずは膝をついてがっくりとうなだれるライダー。
事故のショックがそうさせているのだと思われますが、幸いにも怪我はなかった、とのこと(おそらくは精神的ダメージは甚大だと思われ、そこから立ち直れるかどうかはわからない)。
バイクはヤマハ、そしてフロントが大破していることがわかりますね。
そしてリマック・ネヴェーラの助手席に乗っていた人が登場(リマックの乗員にも怪我はない)。
ドライバーは手を掲げて撮影を制止。
なお、リマック・ネヴェーラの車体にはほぼダメージが無いように見えますが、無傷ではないと思われ、当然ながら高額な修理費がかかるものと思われます。
その後は他のライダーも登場しており、おそらくは彼の仲間なのかもしれません。
このライダーが保険に入っていたかどうかはわかりませんが、もし加入していなければ非常に高額な修理費を負担せねばならず、保険でカバーできたとしても翌年からの保険が一気に上がりそう。
なお、最近は「億」という価格設定を持つクルマも少なくはなく、そういったクルマと関連する事故を想定し、ちゃんとした内容の保険に入っておくのは必須なのかもしれません(とくにカリフォルニアのようにスーパーカーやハイパーカーの多い地域ではなおのこと)。
リマック・ネヴェーラの広報車はなにかと「ついてない」
なお、リマック・ネヴェーラの広報車はなにかと話題になっていて、最初に問題となったのは「リマック公式イベントにて、法定速度を大きく超えるスピードで走行した」。※これは完全にリマックに非がある
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そして別の試乗イベントでは、リマックの提携する自動車メーカーの重役が招待され、リマックCEOであるメイト・リマック氏によると、「ある世界最大級の自動車メーカーの重役(CTO)がリマック・ネヴェーラを全損させた」。
事の経緯としては、サーキットにて行われた試乗会にて、そのCTO(名誉のために名前は伏せられているが、ヒョンデかポルシェではないかと報じられている)がドリフトを試したいと考え、「ドリフトモードに入れてもいいか」とスタッフに尋ね、しかしスタッフは「まずクルマに慣れてからにしましょう」とアドバイスするも、そのCTOは助言を聞かずにドリフトモードに入れ、案の定最初のコーナーでコントロールを失い、設置してあったポールに衝突したばかりか3本を折り、折れたポールがバッテリーパックを貫通した」とのこと。
これによってそのリマック・ネヴェーラは廃車になったといい(そのCTOは無事だった)、散々な目に遭っています。
今回の事件と、その試乗イベントとの前後関係、そして車両が同一かどうかはわかりませんが、いずれにせよ広報車のうち一台もしくは複数が過酷な運命を辿ったことは間違いなさそうですね。
約3億円のハイパーカー、リマック・ネヴェーラに追突してしまったライダーの動画はこちら
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参照:Allen(Youtube)