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EV革命児、ナノフローセルが従来モデルをVer.アップ。航続可能距離は1000キロ、0-100キロ加速は2.4秒に

2017/03/10

| 液体を利用した、いまだかつてないEV |

スイスに拠点を置く富豪向けEVメーカー、ナノフローセルがクアント、クアンティーノの2017年モデルをジュネーブにて発表。
ハイパフォーマンスモデルの「Quant」では48Vシステムを採用し、出力は751馬力、航続可能距離は1000キロまで伸長している、としています。

ナノフローセルはブランド名であるとともにシステムの名称も兼ねており、EVといえども通常の「充電式」ではなくナノフローセルの場合は電解液をユニット(フローセル)に補充する「補給式」。
これによって計量で効率の良いシステムを構築できるとし、充電にかかる時間も不要としています。

実際のところ車が軽量に仕上がり、0-100キロ加速は2.4秒、最高時速は300キロという驚異的なパフォーマンスを誇りますが、上述の通り航続可能距離も1000キロという実用性も持ち合わせています。
ただ問題としては「補給式」なので、電解液をストックしておく場所や補給する場所が必要ということになり、つまりはインフラが問題ということに(このあたり水素に似ている)。

よって現在はナノフローセル本社のあるスイスあたりでしか走行できないということになりますが(補給のために何百キロも走るのは本末転倒)、ナノフローセル自身、「たくさん車を売ろう」という考えはないのかもしれません。

なおこちらは「Quantiono」。
「~ノ」という名称は「可愛らしい」というような意味を持つと思いますが、その名称の通り出力を140馬力程度に下げた廉価版。

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独自の低電圧システムを搭載し、すでに発表されているオリジナルの進化版ともいえますが、ナノフローセルに言わせると「完全に別物」。

109馬力のモーターを備える2+2のコンセプトモデルとなり、4WDとなり航続可能距離は1000キロとのこと。
1000キロ走ればガソリン車の一回あたりの満タンより長い距離を走れるということになり、いずれは「電気自動車の航続距離がガソリン車のそれを超える」時代がやってくるのかもしれません。

あわせて「QUANT F」も発表とのことですが、こちらはEVにしては珍しいトランスミッションを搭載(2速)。
EVにとってトランスミッションは効率と重量とのトレードオフになるものの、効率のほうが勝ったということなのでしょうね。

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1090馬力を発生するスーパーカーですが、動力源は燃料電池。

車体はかなり大きく、全長5257、全幅2019ミリ。
重量は2.3トンありますが0-100キロ加速を3秒でこなすほどの俊足ぶりです。
航続可能距離は800キロ、とのこと。

スイス拠点のメーカーということ、そしておそらくは欧州の富裕層をターゲットにしていると考えられることから、かなり高価になりそうですね。

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こういった車があるのは知っていましたが、まさかナンバーを付けて走っている人がいるとは、というレベルの珍車「ナノフローセル・クアントe-スポーツリムジン」。

ナノフローセルは、モデルにもよりますが4つのモーターを持ち、航続可能距離が800−1000キロという高性能EV。
最高速度も時速200キロを超えるとされています。
ちなみにバッテリーは一般的なものではなく、独自の電解液を充填したタンクから電気を取るということで、充電方法や価格など不明なところが多い車でもあります。

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