ロイターによると、2017年にBMW i3は航続可能距離とデザインを大幅アップデートした新型を登場させる、とのこと。
i3はつい先ごろバッテリー容量を150%ほど増加させたモデルを発売していますが、ここからさらに容量を増やすようですね。
現在、BMW i3のセールス上の問題は「航続可能距離」と「価格」ですが、航続可能距離を価格に見合うだけのものとすることで、ある程度の競争力は確保できるかもしれません。
なお、日産ノートe-POWERの受注が非常に好調で、ノート自体は3週間で目標月販台数の倍に当たる2万台、その中でもe-POWERが78%を占める、とのこと。
この数字を見る限りは、やはり人々はEVに対して高い関心を示しながらも、その航続可能距離や充電に関して心配していると考えられ、ノートe-POWERはこれをうまく解消したモデルと考えて良さそうです。
i3の場合は「充電」という方法を変更することは難しいと思いますが、せめて走行可能距離がもっと伸びると良いなあ、というのは日々思うところ。
今回のフェイスリフト?に関して外観がどのような変更を受けるのかは不明ですが、変更されるとなるとブランディングの観点上、i8とのセットでの変更となる可能性が大きく、そしてiブランドの新しいデザイン言語を採用することになりそうですね。
加えて、その未来っぽさをさらに強調することになるのか、逆に一般的になるのかも気になります(登場時にトガっていたモデルはだいたいフェイスリフトで”丸く”なる)。
BMW i3は2014年モデルとしてデリバリーが開始されていますが、2017年に変更発表、2018年モデルとして変更を受けることになるのかもしれません。
いわば今回はモデルライフ中期のフェイスリフトとなりますが、そこから4年ほど継続した2022年あたりがモデルチェンジの時期なのでしょうね。
BMWが今年後半(おそらくパリ・モーターショー)にi3のフェイスリフトを行う模様。
現在i3のラインナップは「ピュアEV」と「レンジエクステンダー付き」ですが、この両者に対してバッテリー容量の大きなモデルをそれぞれ追加するようです。
現時点の60アンペアのバッテリーに加え94アンペアのバッテリーを積むモデルを追加するとのことで、これによって航続距離は50%アップ(同時にソフトウエアのアップデートも行われる模様)。
これまで一回の満充電で130キロ程度走っていたものが200キロくらい走る計算になりますね。
現在i3に乗っているユーザーがこの大容量バッテリーの恩恵を受けることができるかどうかは不明で、BMWは以前に「こういった自体も考えてバッテリーの交換は容易にできるように設計している」というコメント、また逆に「バッテリーはフレームに接着されており交換は容易ではない」とするコメント両方があり、費用以前にバッテリーを交換できるのかどうかは謎。
外観においては変更があるかどうかアナウンスがありませんが、新しくなったということをアピールするため、なんらかの変更を加える可能性がありますね。
価格についても同様に情報はありませんが、もしかすると現行の60アンペア版をぐっと値下げして拡販に踏み切り、94アンペア版で利益を取ってゆく方向なのかもしれない、と考えています。
BMWとしてはもっとi3を売りたいと考えており、ここで「値下げの理由」ができるわけですね。