ホンダは電動化への道を突き進み、2030年までに全固体電池の実用化を目指すも「今のバッテリーの100倍くらいのサイズでないと安全性を確保できない」
Image:Honda | やはり各社とも「車載用」ソリッドステートバッテリーの実用化には手を焼いているようだ | 実際のところ、この実用化には相当な時間がかかると見てよいだろう さて、ホンダは昨今の「EV需要の減速」にもかかわらず、EVを自社の未来だと位置づける路線を変えていませんが、実際に固体電池(ソリッドステートバッテリー)を用いて2030年までに電気自動車の航続距離の不安と価格の高騰を解消したいと考えているもよう。 実際に先月、この技術のデモ生産ラインを発表し、電池の軽量化と小型化により、10年後 ...
テスラ・サイバーキャブの構成パーツは「モデル3の半分」。エンジニア自ら「いかにコストを削減したか」を語り、テスラの考え方を示す動画を公開
Image:Tesla | テスラはシンプルな目的へと「もっとも確実な方法で、もっとも速く、もっとも効率的に」突き進む会社である | ここまで割り切った会社は他に存在しないであろう さて、テスラは自らエンジニアリングについて語ることは多くはなく、しかし今回「サイバーキャブ(ロボタクシー)」のリード・エンジニアが”テスラがどのようにコストを削減し、その後もコストと効率を維持する計画なのか”について詳しく語る動画がソーシャルメディア上にて公開されることに。 このサイバーキャブにつき、シートが2つ、そしてステア ...
ポルシェは「走る化石」、ニーヴァで有名な旧ソ連の自動車メーカー、ラーダにも技術を提供していた。その知られざる過去とは
| ポルシェは意外な自動車メーカーに意外な技術を提供し、意外な成果をもたらしている | そう考えると、ポルシェが自動車業界に対しもたらした功績は「非常に大きい」 さて、先に紹介した通り、ポルシェの起源は自動車メーカーではなく「設計事務所」としてであり、そのためポルシェはこれまでにも様々な(ポルシェ以外の)自動車メーカーとのコラボレーションを行い、また設計にも関与しています。 そして今回紹介するのが「冷戦の真っ只中にあった1980年代、ロシアの自動車メーカー、ラーダに協力した」という事実。 ちなみにポルシェ ...
ロールス・ロイスはかつて「V16エンジン」を搭載しようと考えていた。実際に試作までされながらもなぜそれが実現しなかったのか
| V16エンジンはその有用性が語られつつも、「あまりに複雑で高額」であることが知られている | 自動車メーカー、顧客ともそのメリットに対しての「代償」に価値を見いだせないのであろう さて、長きにわたり高級車=V12エンジンという認識が自動車業界に根付いていますが、それは主に「各シリンダーの爆発感覚が短くなって振動が減少し、スムーズに動作するため」だと思われ、これが高級車に求められる要件にマッチしたためだと思われます。 よってメルセデス・マイバッハ、BMW 7シリーズなど多くの自動車メーカーのフラッグシッ ...
メルセデス・ベンツが「AMGピュアスピード」の開発状況を追加公開。驚くべきことに「まだ250台が完売していない」とも伝えられるが
Mercedes-AMG | ちなみにメルセデスAMG ピュアスピードの価格についても公開されていない | 「完売していない」理由はベースモデルのSLクラスと大きく変わらないフロントフェイスにあるのかも さて、メルセデス・ベンツが250台のみの限定生産モデル、AMG ピュアスピードの情報と画像を追加公開。今回公開されたのは「(市販に際しての)プリプロダクションモデル」であり半年前に公開された「コンセプト」モデルからの進化版ということになりますが、基本的な外観はコンセプトモデルから「変化なし」。 https ...
信じられないがこれはフェラーリである。スイスのチューナーが308GTBをベースに作ったハッチバックがカッコ良すぎる件
| 1980年代は文字通り「何でもあり」の面白い時代であった | 控えめに言ってもこのスバッロ・スーパーエイトは非常に魅力的である さて、1980年はモータースポーツ、チューニング業界においても「なんでもあり」といった状態でしたが、こと市販車においては奇抜なボディキットやツインターボ化、エンジンスワップに加え「フロントエンジンのミドシップ化」など様々な改造が溢れかえった時代でもあります。 そして今回ネットを賑わせているのが「スバッロ・スーパーエイト」なるワンオフモデル。※リンスピードを連想させるウルトラっ ...
トヨタがまさかの「(マツダの)ソウルレッドクリスタルメタリック」をカローラクロスに設定。同じアラバマ工場で生産するという関係上「米国のみ」
| これは思わぬ「提携による副産物」ではあるが、この他のボディカラーの共有にも期待したい | もしかするとカローラクロスにおいてもこのソウルレッドクリスタルメタリックが「一番人気」となる可能性も さて、マツダといえばあの「ソウルレッドクリスタルメタリック」という印象がありますが、今回なんとトヨタがカローラクロスにこのソウルレッドクリスタルメタリックを設定したもよう。ただしこれは「マツダCX-50とトヨタ・カローラクロスが同じアラバマ州の工場で生産されているため」に可能となったもので、つまりは「米国、かつこ ...
ボクがポルシェ・マカンに乗っていたときに経験した「謎の水漏れ」は設計に起因する欠陥だったようだ。ポルシェが非を認め修理費用を負担
| ボクの場合、経験したのは一度きりであったが、それだけではすまないオーナーも居ただろう | 原因は「ドレーンの排水能力不足」にあるようだ さて、ぼくはポルシェ・マカンに乗っているときに「謎の浸水」を経験していますが、今回この件に関して米国で集団訴訟が起こされ、ポルシェが「欠陥を認める」ことに。その結果として保証が延長され、6年以内の車両、または走行距離が8万km未満の車両については、ポルシェが修理費用の一部を負担するという対応がなされる、と報じられています。 ポルシェのサンルーフは「排水が不十分」である ...
メルセデス・ベンツが車体に精密な高解像度グラフィックを「デジタルプリント」できるようになったとアナウンス。これで車両カスタムも新時代に突入
Mercedes-Benz | 現在では複数社が同様のサービスを開始しており、今後はさらにこの動向が拡大するものと思われる | 気になるのはコストではあるが、従来の「ペイント」に比較するとデザインと実現にかかる時間が大幅に短縮されていそう メルセデス・ベンツが車両カスタマイズの新時代を切り開く「ピクセルペイント(PixelPaint)」技術を発表し、オーダーメイドの塗装がさらに進化することになったとアナウンス。 そしてこの新技術を用い、ドイツのシンデルフィンゲン工場に新設された「マヌファクトゥーア・スタジ ...
スウェーデン大手バッテリーメーカーが倒産し、その影響でポルシェ718EVの生産計画遅延が報じられる。同社倒産は「脱中国製バッテリー」を進めていた欧州自動車メーカーにとって大きな打撃に
| さらにノースボルトは「他社では供給できない」小型軽量バッテリーを持っていた | EVはガソリン車とは異なり「サプライヤー依存度」が高く、これまで経験していない問題が生じることも さて、この1年余りの「EV人気減速」の余波を受け、自動車メーカーのみではなくサプライヤーも苦境に立たされており、つい先月にはスウェーデンの大手バッテリーメーカー、ノースボルト(Northvolt)がアメリカで連邦破産法第11章の適用を申請し、債務再編と新たな資金調達を目指しています。 そして現在は債務再編と新たな資金調達を目指 ...