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■駄文(日々考えること)

人に言われて心に残る一言。「がっかりしたよ」

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ぼくはかつて証券会社で働いていたのですが、同期が400人くらいいる中では常にトップ10に入る成績だったのですね。

そのために非常に社から期待されており、本社からも人事担当が定期的に面談に来るのですが、その都度「期待している」というようなことを言われていたわけです。

証券会社の営業職というのはだいたい想像がつくと思いますが、ブラック中のブラックであり、完全に人格を否定される職種でもあります。
数字が上がらなければ人間以下の扱いで、お客さんに買ってもらった株が下がったとしても必ず売買代金は回収しなければなりません(そのときの心理状態はどんなに説明しても理解してもらえないと思う)。

通常の営業だとモノを買ってもらい、そのモノは(人を騙さない限りは)モノに見合った価値があるので、買った人が極端に損をすることはありません。
ですが株の場合、1000万円で買ってもらった株が朝起きたら100万になってた、ということがあるのです。
ですが、その時に100万になっていても買ったのは1000万円なので、お客さんからは1000万円回収しないといけないのです(簡単に言うと株は後払い。なお、時期的には基本”下がりっぱなし”の時期)。
※こんなこともあり、ぼくは「車の損なんて大したこと無い」と考えているのかもしれません

色々とあったことを述べるとキリがないのですが、まあこの「回収」が苦痛を通り越していて、そして会社からのプレッシャーも併せると「地獄」と形容しても良いとぼくは考えています。

そしてぼくはこの「証券会社の営業」を通じ、世の中の闇を見たような気がするのですね。
正確に言うと「人間の心の闇」と言い換えることもできるかもしれません。
綺麗事を並べる人にとっても”金は命よりも重い”と心で考えている、考えていなくても深層心理ではそう認識している、ということを学びました。

そういったところを見たからこそ、ぼくはお金の大切さを学ぶことが出来たのだと思いますし、逆に人間性の大切さというものも学んだとも考えています。

そして誓ったのが「お金のために人間性を犠牲にしない」ということで、ぼくが接して「嫌だ」と感じたような人間のようにだけはなるまい、と固く決意したのですね。

そんな経緯もあり、辞職を決意したわけですが、そこからはあまり本気で業務に取り組めなかったので、成績がどんどん下がるわけです。

そんなときに定期面談ということで本社から人事の人がやってきて、面談を開始するなり放った一言が「がっかりしたよ」。
「がっかりしたよ」というセリフは映画やドラマ、小説の中でこそ聞くものですが、面と向かってそれを言われる機会はそうそう無いと思います。
なので、その一言をぼくはすごく良く憶えているのですね。

それに続く言葉は「もっと伸びているかと思ったのに」というものでしたが、そのときぼくは既に退職を決意していたので、悲しいとか悔しいという感情はなく、「スゲーなこの人、こういったことを面と向かって他人に言うなんて」という冷静なものでした。

そういったこともあり、今ではぼくは「誰に対しても恥ずかしくないよう」「後ろめたい思いをしなくても良いよう」に、労働の正しい対価としての報酬を受け取るようにしていますし、今後もそうありたいと考えています。

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