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ロレックス3月の相場、パート2。デイトナ、サブマリーナのコンビモデルは過去最高の市場価格を記録。ミルガウスやシードゥエラーは?

投稿日:2020/03/05 更新日:

| コンビモデルはどうやら欧米の需要の高さに引っ張られているようだ |

さて、先日はステンレススティールケースを持つコスモグラフデイトナ、バットマン(GMTマスターII)、エクスプローラーII、ハルク(サブマリーナ)など入手困難モデルの相場をお伝えしましたが、今回はちょっと視点を変え、スポーツモデルの「コンビ(ロレゾール)」や、ミルガウス、ディープシーなどマニアックなモデルの相場を追ってみたいと思います。

その傾向を見ると、コンビモデルは過去最高レベルの相場を形成しており、マニアックなモデルについては大きく価格が上がらないまでも、下がることもあまりないという印象。
人気モデルになれないビッグネームの値動きを見てみましょう。

ロレックス3月の相場!2月の上昇がコロナの影響で帳消しになり、デイトナ、サブマリーナも「ちょっと」買いやすく

コスモグラフ デイトナ 116503

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ステンレスモデルに比較して今ひとつ人気の出ないコンビモデル(オイスタースチール&イエローゴールド/ロレゾール)。
どうしても「ステンレスモデルを購入できない場合の大体的選択肢」という印象が強く、コンビを積極的に選ぼうという人が少ないという実情も。

実際のところその人気の低さが相場にも現れていて、3月はじめの相場は2,248,258円。
希望小売価格(定価)が1,842,500円なので、プレミア率は122%ということになりますが、同時期で同じコスモグラフデイトナを比較した場合、ステンレススティールモデル(116500LN)の213%(定価1,387,100円に対する相場が2,961,060円)、ゴールドモデル(116518LN)の128%(定価3,007,400円に対して相場3,861,912円)に比較しても低い数字となっています。
ある意味では「お得」なデイトナではあるものの、値上がり率も低く、どうせ買うなら「無理しても」ステンレスモデルを購入しておいたほうが、後々売るときのことを考えれば「損失が少ない」とも考えています。

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サブマリーナデイト 116613LB

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そして次はサブマリーナデイトのコンビ(オイスタースチール&イエローゴールド、ブルーダイヤル/ベゼル)。
定価1,487,200円に対して直近では1,759,429円という相場を構成していて、つまり値上がり率は118%。
ステンレスモデルのサブマリーナ(116610LN、定価943,000円に対して相場1,366,393円)に比較すると値上がり幅は小さく、やはりこれもステンレスモデルの影に隠れていると言えるかもしれません。

ただ、デイトナにせよサブマリーナにせよ、コンビモデルの一つの特徴は、「現在の相場が過去最高レベルである」ということ。
ステンレススティールモデルの場合、多くは2019年6月にピークをつけ、その後ちょっと戻しているものの、ピークに比較するとまだまだ相場は「低い」水準。
しかしながらコンビモデルの場合は昨年6月のピークを大きく超える相場を形成していて、そのモデル単独で見ると値上がり傾向にあるようです。

一般にコンビモデルは欧米(とくに米国)で人気が高いと言われますが、そちらの需要に引っ張られているのかもしれません。
個人的には、コンビモデルのサブマリーナのほうが、デイトナのコンビに比較すると優雅でもあり、また「好きで着けている」感があっていいんじゃないかと思うことも。

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サブマリーナ 114060

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いわゆるサブマリーナ「ノンデイト」。
これはけっこうコストパフォーマンスが高いモデルだと認識していますが、定価832,700円に対して現在の相場は1,122,165円です。
なぜかここ最近値下がり傾向にあり、プレミア率は134%。
サブマリーナデイト(116610LN)のプレミア率145%に比較するとずいぶんお得な印象もありますね。
エクスプローラーII(216570)とほぼ同価格帯ということになりますが、どちらを買うかは非常に迷うところです。

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シードゥエラー 126600

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2019年のピークであった1,837,154円から大きく下がり、現在の相場は1,646,073円。
定価は1,230,900円なのでプレミア率は134%ということになりますね。
ケース径が43ミリと大きく、普段遣いが難しいためか今ひとつ人気化しない腕時計ですが、ときどき「買うか」と思ったりすることも。

ロレックス暴落後の動きは他モデルと大きく変わらず、ときに人気化もせず、不人気化もしないといった印象です。

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シードゥエラー ディープシー 126660

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グラデーションダイヤルを持つディープシー。
シードゥエラーよりももう一つ大きな44ミリケースを持ち、定価は1,365,100円。
現在の相場は1,738,968円(プレミア率127%)、ピークは2019年5月の1,905,347円です。

グラフを見ると値動きが荒いように見えますが、おそらくは個体数が少ないために変動しやすいのだと考えています。

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ミルガウス 116400GV

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微妙に人気の高いミルガウス。
もともとは技術者のための「帯磁性能を高めた腕時計」で、IWCインヂュニアと同様の性格を持っています。
ただし現代において、その帯磁性能はオメガ・シーマスター・ダイバー300Mに大きく水を開けられてしまい、そのためモデルチェンジも囁かれているところ。

もしモデルチェンジがあれば現行モデルは生産終了つまりディスコンとなり、今後の値上がりも期待できると言われていますね。

なお、グラフを見てもわかるとおり、ほぼ値動きがないのもミルガウスの特徴。
流通量が少なく、かつマニアック(買う人は買うが、そうでない人は見向きもしない)という性質が反映されているのかもしれません。
現在の相場は951,690円、ピークは昨年5月の1,026,554円、定価は876,700円。
さほど大きなプレミはついていないものの(108%)、価格が下がりにくいという傾向があるようです。

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ヨットマスター 126622

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見た目はサブマリーナに似ているものの、そこまで人気化しないのがヨットマスター。
実際に並べてみると結構印象が異なり、ケースサイドやラグがラウンドしていることで、むしろデイトジャスト系に近いという印象も。
防水性能も100メートルにとどまり、潜ることではなく「水上アクティビティ」に特化したラグジュアリースポーツウォッチだというと分かりやすいかもしれません。

なお、ベゼルは950プラチナ製で、このステンレススティールケースとプラチナベゼル(ロレゾール)を持つのはロレックスのラインアップ中、このヨットマスターのみ。

定価は1,265,000円、現在の相場は1,510,847円なのでプレミア率は119%。
値動き的にはロレゾールなどほかのコンビモデルと同じような印象です。
ヨットマスターも欧米とくに北米での人気が高く、しかし日本では人気が低いモデルのひとつ(ヨットマスターII含む)。
逆の方向から考えると、欧米の経済が停滞したりすると、一気にその相場が崩れそうでもありますね。

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エアキング 116900

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もっとも安価なスポーツモデルとして知られるエアキング。
しかしながらその定価は676,500円と安くはなく、現在の相場は749,513円(プレミア率110%)。
まだまだほかのステンレススティールケース採用スポーツロレックス(スポロレ)に比較すると買いやすい価格帯ではありますが、「最も安いスポロレ」という評判が定着してしまっているので、正直身につけるのがためらわれる一本でもありますね。

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デイトジャスト 126234

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今回挙げた中ではスポーツモデルではないデイトジャスト。
これは2019年新作モデルで、36ミリというコンパクトな直径を持つことが特徴です。
ぼくはしばらく「ドレスウォッチを買おう」と考え、カルティエ、ボーム&メルシエ、ジャガールクルト、ヴァシュロン・コンスタンタンなどを検討したことがありますが、最近では「ロレックス・デイトジャストが一番無難なんじゃないか・・・」という考えに至っています。

そしてそう考える人は少なくはないようで、スポーツモデルではないにもかかわらず、定価の898,700円に対して現在の相場は1,018,800円。
たしこれはロレックスによくある「発売された直後がもっとも高い価格をつける」という傾向を表しているものだとも思われ、今後も値動きを見てゆきたいと考えています。

日常使いするには程よい大きさで、かつある程度のステータスがあり、過度な主張が感じられず、シーンを選ばないという点では「最強ロレックス」なのかもしれません。

xx

VIA:ROLEX, 価格.com

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