話題の「オメガ・スピードマスター×スウォッチ＝ムーンスウォッチ 11本セット」への入札が殺到し、予想最高落札価格の170万円を超えて最高715万円まで上昇中

｜　やはりまだまだ腕時計は投資対象として根強い人気を誇るようだ　｜

ムーンスウォッチはオメガとスウォッチ双方のブランド価値を向上させ、莫大な利益を生んだに違いない

さて、昨今話題となっている「オメガ・スピードマスターとスウォッチとのコラボ腕時計、ムーンスウォッチの11本コンプリートモデルがオークションに出品される」という件。

これはムーンスウォッチの中でもさらに希少な「ムーンシャインゴールド」を使用したモデル11本がセットになり、さらにはスーツケースに収められているというハイパー希少アイテムです。

ムーンスウォッチ「ムーンシャインゴールド」とは？

この「ムーンシャインゴールド」とは、2023年3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月の満月に夜に作られたという特別な秒針を持つモデルで、ベースとなるのは「ミッション・トゥ・ザ・ムーン」、しかし8月のみ別途「ミッション・トゥ・ネプチューン」ベースが追加されています。

そしてこの秒針はこんな感じでオメガが開発したゴールド素材「ムーンシャインゴールド」がメッキ処理されており・・・。

満月の夜に製造されたという証明書も付属。

ちなみにこの秒針にプリントされたモチーフは毎回異なり、上の画像ではスイスの建国記念に敬意を捧げたランタン、他だと「ストロベリームーン」にちなんだイチゴ、「フラワームーン」をイメージした花柄といったものも。

今回のオークションには「スーンシャインゴールド11本セット」が「11セット」出品される

そして今回、RMサザビーズはこの「11本のムーンシャインゴールドセット」をスーツケースに収め、それを11セット販売しているのですが、それぞれのセットには地名が与えられており、「シドニー」「北京」「パリ」「香港」「ミラノ」「東京」「シンガポール」「バンコク」「ロンドン」「ニューヨーク」「チューリッヒ」といった具合です。

なお、地名別となっているのは、このムーンシャインゴールドそのものが「その地域の満月の日にしか販売されなかった」という特殊性を持つことに起因しているのだと思われますが、今回の出品に際しては（市販モデルにはない）地域別のコードが刻印されていることによってさらにその希少性が高められています。

市販モデルだとケース側面の9時位置には「（下の画像の通り）何もない」ものの、今回オークションに出品されるムーンスウォッチのケースサイドにはアビエーションコード（都市名）が刻印されており、たとえばシドニーだと「SYD」、東京だと「NHD（羽田）」、パリだと「CDG（シャルル・ド・ゴール）」、香港では「HKG」といった文字が彫り込まれています。

現在オークションはオンラインにて開催中となっており、残すところあと4日（2月24日に終了）となっていますが、予想落札価格は各セットとも最高1万スイスフラン（現在の為替レートにて約170万円）というエスティメイトではあるものの、今の時点でもっとも安いセット（シンガポール、東京、シドニー）でも3万スイスフラン（540万円）、もっとも高価なセット（ニューヨーク）では42,000スイスフラン（715万円）という値がつけられており、この勢いだと終了に向けてまだまだ価格が上昇し、驚愕のプライスで落札されることになるのかもしれません。

こういった例を見ると、（一時下落したロレックスの相場が戻していることでもわかるように）腕時計は投資対象として強い人気があることを再認識させられますが、ムーンスウォッチによって（スウォッチが）どれだけ利益を得たのかが気になるとともに、今後も様々なコラボモデルが登場するであろうことも予想できます。

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参照：RM Sothby's