2022年12月、通年での国産車登録ランキング公開！通年だと1位はヤリス、2位カローラ、3位にはリーフ・ルーミー（4位）、フリード（6位）など地味に売れているクルマも

｜　TOP10のうち7台がトヨタで占められているが、一方でランクインしていないトヨタ車も少なくはなく、トヨタは効率がいいとは言えないかも　｜

一方でマツダと三菱のランクイン率はけっこう高い

さて、2022年12月の国産メーカーの自動車登録台数、そして2022年通年での販売台数が公開に。

まずメーカー（ブランド）別で見てみると以下の通りとなっていますが、単月だとなんとスズキがスバルを下して上位に出ているのが印象的です。

効率の良い自動車メーカーとそうでない自動車メーカーも

なお、2022年12月の登録ランキングを見てみるとトヨタばかりとなっていますが、トヨタはトップ50のうち18台、ホンダは6台、日産は5台、スズキは4台、マツダは8台、スバルは4台、三菱は2台、レクサスは2台、ダイハツは2台がランクイン。

ランク外にも「売れていない」クルマが存在しているはずではあるものの、販売台数とランクインしているクルマの数を見てみると、マツダは販売台数に比較して車種が多く、三菱は販売台数に比較すると車種が少ないという印象。

言い方を変えれば、マツダは車種を増やさねば販売を稼げないという効率の悪さを持っているのかもしれませんし、三菱は少ない車種で効率よく台数を稼いでいると考えることもできます。

一方で、逆の視点から見ると、マツダは多くのモデルをランクインさせているので、トータルでの車種に占めるランクイン率が高そうでもあり、となると「ハズレがない自動車メーカー」だと考えていいのかも。

このあたりは正確にモデルラインアップ数と各モデルの登録台数、トータルでの販売台数の関係性を見ないとナントモであり、さらには価格帯によっても判断が変わってくるので一概に「どう」と論じることはできないのかもしれませんね（レクサスはランクインしている比率が低いが、価格帯が高く利益率が高いので、必ずしも効率が悪いと言うことはできない）。

なお、12月に関しては年次改良のあったロードスターが大きく伸び、ちょっと前まで勢いのあったGR86がランク外となっている他、シエンタやクラウンといったトヨタの新型車が好調である反面、ホンダZR-Vは49位にとどまっていて、しかしこれはまだデリバリーが本格化していないという可能性もありそうです。

参考までに、2022年通年での登録台数TOP10だと、ヤリス、カローラ、ノート、ルーミー、ライズ、フリード、アクア、シエンタ、フィット、アルファードといった順位となっていて、ルーミーやフリードが地味に売れているとうこともわかりますね。

2022年12月の国内自動車登録台数はこうなっている

参照:日本自動車販売協会連合