>フェラーリ

【動画】フェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」装着車を見てきた!サーキット特化型だけあってリアスポイラーの角度が異次元レベル

2022/05/30

【動画】フェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」装着車を見てきた!サーキット特化型だけあってリアスポイラーの角度が異次元レベル

| はじめてアセット・フィオラノ装着車を見たが、けっこう割り切った設計に驚いた |

さすがにアセット・フィオラノパッケージを注文するには勇気が要求されそうだ

さて、オートカヴァリーノさんのブティックショールームにてフェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」装着車を見てきたので紹介してみたいと思います。

このアセット・フィオラノ・パッケージの「フィオラノ」はフェラーリ本社に隣接するサーキットの名称であり、その名称を冠するオプションだけあって過激な内容を持つことが特徴です(このアセット・フィオラノ・パッケージはSF90ではじめて導入され、フェラーリとしてははじめて”公道志向””サーキット志向”という二種類のセッティングを一台のクルマの中で選べるようになった)。

フェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」装着車はこんな仕様を持っている

そこでこのアセット・フィオラノ・パッケージを装着したSF90ストラダーレを見てみたいと思いますが、このパッケージ装着によって足回りが固められ、さらにはカーボンパーツ等の投入により軽量化が施されるほか、エアロパッケージの変更によってダウンフォースが強化され、テールエンドのこの急激な角度は「サーキット特化」仕様ならではだと思います。

なお、アクティブエアロが装着され、高速域になるとリアスポイラーの「前」のパネルが下に下り、エアの流れを変えることでダウンフォースを最大化する、とのこと(”下がる”アクティブエアロはかなり珍しい)。

車体重量は標準仕様に比較して30kg軽く、スプリングやエキゾーストシステムにチタンを使用していることが大きく影響しているものと思われます。

ちなみにこのアセット・フィオラノ・パッケージを装着するとフロントリフター(スイッチひとつでフロントの車高が数センチ持ち上がり、段差でもフロントを擦りにくくなるオプション)を装着できなくなり、よって街乗りがかなり不便になるため、このオプションを装着するオーナーはかなり少ないと聞いています。

ただ、フェラーリとしては「標準モデルとサーキット特化仕様とを」分けたことでサーキットでのパフォーマンスを最大化することが可能になったのだとも思われ、今後このオプションパッケージをほかモデルにも拡大してゆくことになりそうですね(296GTB/296GTSにも用意されている)。

そしてアセット・フィオラノ・パッケージを選んだ場合にのみ、この専用の塗り分け(リバリー)を選べるようになり・・・

これはデカールではなく「塗り分け」。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52106767076/in/dateposted-public/

イエローの部分含めて手作業にて塗り分けられ、その後に段差が均されて平らにしたのちにクリヤーがペイントされています。

フロントリップや・・・。

周辺パーツはカーボンファイバーに。

なお、アセット・フィオラノ・パッケージを選ぶとタイヤがピレリ・Pゼロからミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2へ。

搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ。

このエンジン単体では780馬力を発生しますが、これに3つのエレクトリックモーター(トランスミッションにひとつ、フロントに2つ)が組み合わせられ、合計で1000馬力を発生させます。

フェラーリ488GTB以降はピニンファリーナではなくフェラーリのインハウスによって車体がデザインされるようになっていますが、SF90ストラダーレや296GTB/296GTSといったブランニューモデルではキャビンがバブル状に、そして全高が低く(1200ミリを切った)。

さらにはマクラーレン同様にエアの流れが視覚的にわかるかのようなデザインがなされています。

フロントに当たった風がキャビンの横を通り、サイドからリアに流れるといった感じですね。

そしてリアフェンダーが大きく盛り上がっているのも新世代フェラーリの特徴のひとつ。

フェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」装着車のインテリアはこうなっている

そしてこちらはこのフェラーリSF90ストラダーレのインテリア。

アセット・フィオラノ・パッケージ装備なのでいたるところがカーボンファイバーにて構成されています(サーキット走行特化型なんで、カラフルな内装が選べなくなる)。

シートはカーボンファイバー製の超薄型。

クッションはかなり薄めですが、実際に座った感じは(クッションが)けっこう柔らかく、座り心地はいい、という印象。

キックプレートには「Assetto Fiorano」の文字。

ドアインナーパネルはカーボンファイバー製。

ステアリングホイールは静電式スイッチを採用した新デザイン。

ルームランプのスイッチなども静電式。

センターコンソールももちろんカーボンファイバー製です。

シートバックにはちょっとした小物入れスペース(ポケット状になっていて、中に入れておくと収納物が飛び出しにくくなっている)。

ちなみに後方視界は絶望的とも言えるレベルで、そのためにデジタルルームミラーがオプションとして追加されたようですね。

フェラーリSF90ストラダーレ「アセット・フィオラノ・パッケージ」を見てきた際の動画はこちら

今回、このフェラーリSF90ストラダーレを見せていただいたのは神戸のオートカヴァリーノさん。

いつもお世話になり、ありがとうございます。

オートカヴァリーノ 神戸ブティックショールーム

〒650-0041
兵庫県神戸市中央区新港町11-1-1F
Facebookページ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

  • この記事を書いた人

JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

->フェラーリ
-, , , , ,