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マツダ、日産がリコール届け出。CX-5はヘッドライト点灯不良、スカイラインは燃料漏れの可能性

2020/02/07

| そCX-5はパーツの点検、そして内容によっては交換。スカイラインは燃料パイプを交換して対応終了 |

マツダ、日産にリコール届け出。
マツダはCX-5のみ、日産はスカイラインのみという単一車種のみに影響する内容となっています。
CX-5についてはLEDヘッドライトにて点灯不良の可能性、スカイラインについては燃料漏れの可能性があるとされており、ここでそれぞれの内容を見てみたいと思います。

マツダCX-5は26,818台が対象に

まずはマツダCX-5のリコールですが、内容としてはLEDのヘッドライトの点灯不良(正確にはライト内の車幅灯と補助)。
これについては196件の不具合報告があったようで、けっこう件数としては多い部類です。
対象となるのは製造期間が平成26年11月27日~平成27年12月7日に該当する26,818台。
リコールの対策とし、ユニットをまず点検して異常があればヘッドライトごと交換、異常がなくともガスケットを対策品に交換する、とのこと。

LEDヘッドランプにおいて、配線コネクタ用ガスケットの材質が不適切なため、 ガスケットから発生する硫黄成分によりLED回路が腐食することがある。そのた め、腐食が進行して回路が断線すると、車幅灯、補助灯が点灯しなくなるおそれがある。

国土交通省

スカイラインは8,814台がリコール対象

もう一方のスカイラインについては、2リッターターボ車の「燃料ポンプとホースとの間からガソリンが漏れる可能性」。
実際に燃料が漏れたという報告は58件あり、不運にもこれに遭遇した人はかなり驚いたかもしれません。
リコールでは火災の可能性について触れていませんが、場所が場所だけに「もしかすると燃えていた」かも(実際に発生した事故はゼロ)。

対象となるのは平成26年5月26日~平成29年8月10日に生産された8,814台で、対策としては「燃料ホースを対策品と交換する」。
問題の詳細は下記の通りです。

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2.0Lターボガソリンエンジン搭載車の燃料ホースにおいて、材質が不適 切なため、熱等により早期に劣化することがある。そのため、そのまま使用を 続けると、冷機始動時に高圧燃料ポンプと低圧側燃料ホースとの接続部分から燃料がにじみ出るおそれがある。

国土交通省

自動車は相当数のパーツがあり、これは年々増えることはあっても減ることはなく、しかし自動車という「人の命を乗せて走る」乗り物の場合、いかなる不具合もあってはならず、自動車メーカーはその「高いハードル」に日夜立ち向かっているということに。
つまり自動車を設計・製造するというのは相当にリスクの高い仕事だと言えそうですね。

なお、部品点数という観点だと、「ハイブリッド車」はエンジンとバッテリー/モーター等の電動ユニットという2つの動力源を有するため、その設計や組み立ての難易度、そしてリスクは飛躍的に高くなりそう。

逆に、「ピュアエレクトリック」だと多くの場合はトランスミッションを必要とせず、内燃機関のように吸気や排気も必要なく、構造が簡素に、そしてパーツ点数も大きく減ることになり、そのぶん「リスクの可能性(大小ではなく)」も減少するのかもしれません。

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