| ダイハツはこれまでにもトヨタへとSUVを提供してきた経緯がある |
さて、Twitter経由にて、トヨタの新型車、RAIZE(ライズ)の姿が明らかに。
一見してわかるのは「RAV4っぽい」外観を持つということですが、これは11月5日に発表されるという(そして第46回東京モーターショーでその姿が公開された)ダイハツ”ロッキー”のOEMということになりそうです。
ロッキーのプラットフォームはダイハツによる開発の「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ」、つまりDNGAとなり、ボディサイズは全長3,955ミリ、全幅1,695ミリ、全高1,620ミリだと言われ、つまりは「5ナンバーサイズ」ということですね。
なお、現在ダイハツはトヨタの子会社であり、トヨタはダイハツからのOEMとして、軽自動車だと「ピクシスエポック」「ピクシスジョイ」「ピクシスメガ」と、商用車の「ピクシストラック」「ピクシスバン」や「コペンGR SPORT」、乗用車だと「ルーミー」「タンク」を販売しています。※一方でダイハツはカムリ、プリウスのOEMを、それぞれ「アルティス」「メビウス」として受けている
そのほかSUVだと、過去にダイハツ「ビーゴ」をトヨタ「ラッシュ」として、ダイハツ「テリオス」をトヨタ「キャミ」として販売したこともあり、トヨタはこのラッシュについて、主に女性向けのクルマとして位置づけていたようで、ダンシングベイビーを起用して「カレシを乗せるクルマでちゅ」といったコピーにてTVCMを展開していたように記憶しています。
過去にもダイハツ「ロッキー」は存在した
そして今回のダイハツ・ロッキーですが、これは1990-2002年まで販売されていたクルマ(日本だと1996年まで)。
ラダーフレーム採用にマニュアル・トランスミッションのみという無骨なクルマで、一部では人気を博したものの、スズキ・ジムニーやエスクードに対して競争力を発揮できず、あえなく「販売終了」に。
今回、ダイハツはその「ロッキー」を23年ぶりに国内市場において復活させようということですが、これは2017年開催の東京モーターショーにおいて展示された「DNトレック」の市販版ということになりそう(”ロッキー”の名称も現段階では確定ではない)。
そして新型ロッキーについては1リッター3気筒ターボを採用すると言われ、上述のようにDNGA採用ということもあり、かなり経済的かつ効率的な車となるものと思われます(DNGAなので、初代ロッキーのようにラダーフレームではない)。
トヨタRAIZEはこんなクルマになりそうだ
そして今回リークした、おそらくカタログと思われる資料からするに、そのルックスは新型ロッキーと非常によく似たもので、ただしフロントグリルはダイハツ版だと「六角形」のアッパーグリルと台形状のロワーグリルに分割されるのに対し、トヨタ・RAIZEでは、カローラシリーズ等に見られるように「台形」グリル。
その脇にあるフォグランプや、デイタイムランニングランプと思われるLEDバーのデザインも「縦か横か」という差はあるものの、やはり雰囲気としては共通したものが多そうです。
トヨタ RAIZE
— teppei. (@okm24k408) 2019年10月25日
なんか売れそうなフォルムしてるな…
それにカスタムも結構あって良いな!
RAV4の小さいバージョン感が凄い。 pic.twitter.com/GR6FxuB8Ao
そして、新車発表時の「恒例」としてトヨタ純正オプションパーツ、モデリスタ、TRDによるカスタムパーツも豊富に揃い、アウトドア風味や都市型、もしくはエアロパーツを装着してレーシーに、といった楽しみ方も出来るようですね。
そのほか分かっている範囲だと、荷室容量がコンパクトSUVトップクラスの369Lを誇ること、ブラインドスポットモニターやパノラミックビュー、スマートパノラマパーキングアシスト等を含む運転支援システム「スマートアシスト(SMART ASSIST)」を持つこと。
なお、金額は2,060,000円からという設定で、残価設定プランだと「月々12,400円で」購入が可能だともカタログ(パンフレット)に記載されています。