| 毎年恒例、ポルシェがボーナスを支給 |
ポルシェが業績好調につき、最高で9,656ユーロに至るボーナスを対象となる従業員23,000人に対して支給。
もちろんそのポジションや勤続年数によって支給額は異なりますが、「基本額」として「356ユーロ」はみな同じ、とのこと。
なお、この「356ユーロ」はポルシェ最初の市販モデルである356の生産開始70周年を記念した一種の「シャレ」ですが、昨年「平均で9,111ユーロ」のボーナスを支給したのと同じような感じですね。
ポルシェの業績好調。2017年の特別ボーナスは過去最高額、一人あたり平均9,111ユーロに
ポルシェの販売台数推移はこうなっている
下記はポルシェの販売台数の推移。
カイエン発売によって大きく販売が伸びていることがわかります。
なおパナメーラ発売時の2008年に台数が減っているのはリーマンショックの影響で、これを回復させるのに3年ほどを要した、ということに。
そして現在の再量販モデル、マカン発売もそうとうなプラスとなっており、今後「ミッションE」の発売がどこまで貢献するかというのは注視に値することろ。
なお2018年はパナメーラのワゴンボディ、「スポーツツーリスモ」の販売も乗ってきそうですね。
2001年 54,234台
2002年 66,803台 ※カイエン発売
2003年 76,827台
2004年 88,379台
2005年 96,794台
2006年 97,515台
2007年 98,652台
2008年 75,238台 ※パナメーラ発売
2009年 81,850台
2010年 99,133台
2011年 116,978台
2012年 143,096台
2013年 161,982台
2014年 189,849台 ※マカン発売
2015年 225,121台
2016年 237,778台
2017年 246,375台
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ポルシェが北米にて2014年度、47007台のセールスを記録。これは新記録だそうです。
2013年には42323年の販売であり、じつに11.1%の伸びですね。
新しく投入されたポルシェ・マカンは7241台、ポルシェ・ボクスターは7292台。
マカンはボクスターが16年ほどかけて達成した台数をわずか1年足らずで達成したことになりますね(しかもマカンは供給が追いついていない)。
ポルシェ・パナメーラは5470台、ポルシェ911と918スパイダーは10529台、ポルシェ・カイエンは16205台ですが、これは2013年の18507台から低下しているそうです。
マカンの販売台数以上にカイエンの販売が落ちていますが、これは2014年はじめの原油の高さを反映している可能性もあり、その後の原油安を考えると、2015年は販売が伸びるかもですね。
なお、2015年についてはマカンのさらなる伸びが期待できますし、ボクスター、ケイマン、911にもGTSなど新グレードが本格的にデリバリーされるようになると考えられ、加えて北米の経済好調を考えると、2013年に対する2014年以上の伸びが期待できるかもですね。
なお、47007台というと、ぼくがはじめてポルシェを購入した時の、ポルシェの「全世界」におけるセールスとほぼ同じと記憶していますが、それを今は「北米のみ」で達成している、ということですね。
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これで3年連続になりますが、約110万円の支給となっています。
ポルシェにとっての2016年はもっとも多くの車両を販売した年であり(237,778台)、一台あたり利益も194万円と非常に大きなものに。
なお支給対象は本社に雇用されている従業員のみで、その数21,000人。
ユーロだと€9,111となり、これは2016年の€8,911、2015年の€8,600よりも多く、ポルシェの順調ぶりが伺える数字に。
この数字は「平均」で、部署や勤続年数によって調整が入るとのことですが、ということはこの数字「以上」の人も多数、ということになりますね。