| ウワサのハイパフォーマンス版レヴァンテがついに登場 |
マセラティが今までウワサされていたレヴァンテのハイパフォーマンスバージョンを公開。
その名も「レヴァンテ・トロフェオ(Levante Trofeo)」とされ、3.8リッターツインターボエンジンは580馬力を発生し、このリッターあたり156馬力は「マセラティ史上、最高のリッターあたり出力」ということになりますが、これを達成したのがスポーツカーではなくSUVというのが「時代の流れ」と言えそうです。
変更されたのはエンジンだけではない
もちろんハイパワー化にあわせてサスペンションも締め上げられ、マセラティによると「快適性にも妥協することなく優れたドライビング・エクスペリエンスを実現」としており、車高を下げることで低重心化を実現したうえ、さらに重量配分は完全に50:50を実現したとしています。
マセラティはこれまでスポーツカー、サルーンにおいてもトランスアクスル(トランスミッションが車体後方にある)を採用することが多く、しかしレヴァンテではトランスアクスルではなく通常の「エンジンにトランスミッションが直接接続されている」ため重量がフロント寄りになるはずですが、それでも重量配分50:50というのは「さすが」というところ。
↓カーボンファイバー製のトリム採用。これはオプション?
外観だとフロントフードにダクトが設けられ、新形状のバンパースプリッター、左右グリル形状が採用され、センターグリルのルーバーはピアノブラックに。
リアではダーク仕上げのマフラーエンド、そしてディフューザー形状が新しいデザインに。
ホイールは鍛造22インチサイズ(マセラティ史上最大サイズ)となり、ポリッシュ、マット仕上げが選択可能。
ブレーキキャリパーのカラーはレッド、ブルー、ブラック、シルバー、イエローが選択できる、とのこと(マセラティは他モデルでも多彩なブレーキキャリパーのカラーを用意している)。
インテリアではスポーツバケットシートの採用、そしてマット仕上げのカーボンファイバー製トリムやパドルシフターが与えられ、標準装備にて1280ワットのプレミアム・オーディオ・システムが装備されるようですね。
なお初回限定モデルとして「レヴァンテ・トロフェオ・ローンチ・エディション」が用意され、これが画像の通りマット仕上げの「グリージョ・ラヴァ」のボディカラーにダイヤモンドカット仕上げの22インチホイール、レッドのブレーキキャリパーが与えられたもの。
現在日本での納車時期や価格についてのアナウンスはなく、しかし生産そのものは夏に開始される、とのこと。