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アストンマーティンDBX「プリプロダクションモデル」生産開始。つまり市販モデルはこの姿

2019/06/13

| 細部は不明ながらも”アストンマーティンらしい”ということはよくわかった |

アストンマーティンがブランド初となるクロスオーバー、「DBX」のプリプロダクションモデルの生産を開始した、と発表。

この「プリプロダクションモデル」とは「本生産前の生産」ということになりますが、手作業で制作されるような試作品とはちょっと異なり、実際の生産時と同じ環境と部材で作ってみた、という車両。

本生産前に問題がないかを確認したり、ひとまずは世界中に配備して様々なイベントでの使用に供したり、といったことを目的に生産されます。

2020年前半には工場フル稼働状態

生産工場はウェールズにあり、ここはDBXのほか、今後アストンマーティンのエレクトリックモデルが生産されることになると発表されています。

この工場は英国空軍が使用していた施設を再利用したものですが、現在は200名が勤務し、じき550名がここに加わる、とのこと。

ちなみに英国は「雇用を確保する」ことを前提に、国の財産(今回だと空軍基地)を安価で企業に払い下げたり、様々な援助を行うことも。

そしてイタリアでもランボルギーニに対し、イタリア政府が(発生する雇用を見込んで)ウルスの生産を行うように説得し、その材料として「税金の軽減」を申し出たこともありますね(これが直接の契機となり、ウルスの市販が決定した)。

日本の場合は政府がこういった「私企業に関与する」場合は稀であり、このあたりは政治のあり方がずいぶん異なることもわかります。

なお、アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏には「今回のプリプロダクションモデル生産開始は我々にとって非常にエキサイティングなことだ。2020年前半にはフル稼働することになるだろう」とコメント。

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現在、アストンマーティンDBXについて明かされていることは少なく、もしかするとその名称も発表時に「DBX」から変更される可能性も。
エンジンにはヴァンテージ、DB11 V8同様、メルセデスAMG由来の4リッターV8ツインターボを搭載すると見られ、しかし後にはV12エンジン搭載モデルも追加されるというウワサも。

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そのスタイルについてもご覧の通りフルラッピングにてカモフラージュされたままとなっており、その細部はわからないまま。

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ただしそのフロントグリル、豊かな曲線は「まぎれもないアストンマーティン」であることを主張しているようですね。

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価格についてもやはり「不明」ではあるものの、おそらくはベントレー・ベンテイガ、ポルシェ・カイエン・ターボ、BMW X6 M、ランボルギーニ・ウルス、マセラティ・レヴァンテあたりと競合することになると思われ、先行するライバルたちに対し、どこまでアストンマーティンDBXが競争力を発揮できるかは興味のあるところです。

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