
| 内外像の完成度を見るに「いつでも発売」できそう?800馬力級でLFA後継に |
レクサスがV8スーパーカー「LFR」プロトタイプをグッドウッドで公開
先日紹介した通り、トヨタ/レクサスは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で新型スーパーカー「LFR(仮称)」のプロトタイプを初公開していますが、追加にていくつかのディティールは判明することに。
なお、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは公式情報として「トヨタGRコンセプト」として紹介しており、これはおそらくトヨタがグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにエントリーする際にこの名称を使用したためだと思われます。
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市販時には「レクサスLFR」として登場する可能性が高いと見られているが
なお、このトヨタGRコンセプトにつき、市販時にはレクサスブランドから「LFR」として登場する可能性が高いと見られており、しかしトヨタブランドからも登場する可能性がゼロではないもよう。
ちなみにヘッドライトは「トヨタ マークX」に非常によく似ているように思いますが、その理由はちょっとナゾ。
Image:TOYOTA
ちなみにレクサスもLSやNX、RXでこれに近いデザインを採用しており、LBXもまた同様ではあるものの、このGRコンセプトのように「明確な段差」があり、かつデイタイムランニングランプの発光グラフィックが最も近いのは「マークX」かもしれません。
レクサスLFRのインテリアは“走り”に特化した仕立て
そしてライブストリームから明らかになったのはこのトヨタGRコンセプトの「内装」。
いくつかのカーメディアにてその内装が紹介されていますが、画像を見るに「いつ市販されてもおかしくない」ほどの完成度を持つようで、近日中の発表も期待されます。
これを見るにダッシュボードはアルカンターラ、そして直線基調のダッシュボードとセンターコンソールを持ち、シンプルな操作系が中央へとコンパクトにまとめられているようですね。
なお、シートはカーボンファイバー製のシェルにパッドが貼り付けられるのみというスパルタンな仕様です。
Lexus’ New V8 Supercar Reveals Production-Ready Interior As It Sounds Off #car #auto #cars https://t.co/v1CvmVezm8 pic.twitter.com/kJFyPDN7A8
— Carscoops (@Carscoop) July 11, 2025
LFAの精神を受け継ぐ、V8ハイブリッド+800馬力超
パワートレインに関しては正式発表がなく、しかしV8エンジンにツインターボ、さらに電動モーターを組み合わせたハイブリッドが搭載されると見られており、「800馬力以上を発生する(一説では900馬力)」という説が濃厚。
ライバルはアストンマーティン・ヴァンテージやメルセデスAMG GT 63 Sが想定されており、レクサスの新たなフラッグシップモデルとなることは間違いないものと見られています。
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GT3仕様も並行開発。RC F GT3の後継マシンに
このスーパーカーは、2022年に発表された「GR GT3コンセプト」をベースとしていますが、その名称が示す通りにGT3(レーシングカー)も開発中。
GT3仕様はRC F GT3の後継としてモータースポーツに参戦予定で、より攻撃的なエアロと巨大リアウイングが装備されています。
ちなみにこちらのほうはすでに参戦スケジュールが明かされており、そこから逆算しても今年にはその市販モデルの登場が期待できそうですね。
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なお、動画ではそのサウンドを聞くこともできますが、驚くべきことに、マスタングのような「アメリカンV8」っぽいサウンドを奏でており、レクサスLFAのV10とは全く異なる雰囲気も。
そしてこのデロデロしたアメリカンV8サウンドは「クロスプレーンクランク」に起因するところが大きく、もしかするとフラットプレーンクランクを採用しないのかもしれません(レクサスブランドということを考慮し、振動を嫌ったのかも)。
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今後の展開は?名称は「LFR」か、それともトヨタブランドで発売?
おそらくはそう遠くない時期に発表がなされるものと思われますが、現時点で車名は確定しておらず、「LFR」という名称も仮のもの。
しかし、レクサスブランドからの市販が濃厚で、それでもトヨタやGazoo Racing(GR)ブランドでの展開もゼロではないとされ、今後の情報に注目ですね。
レクサスLFR(トヨタGRコンセプト)サウンドはこちらの動画にて確認が可能です。※02:10くらい
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