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BMWがル・マン参戦にあたって選んだパートナーは「ダラーラ」!1977年にM1開発時にランボルギーニ経由での接点があったようだ

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BMWのル・マン・レーサー

| 現在、LMDh参戦にあたっては「ダラーラ」「マルチマチック」のシャシーを選ぶ傾向が明確化 |

今から2023年のル・マン24時間レースが楽しみでならない

さて、先日「ル・マン復帰」を表明したBMW M モータースポーツがですが、これは2023年から導入される、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMDhクラスとル・マン24時間レースとの乗り入れが可能という新ルールを利用しての参戦です。※画像はPavel Tomashevskiy氏による未来のBMW製ル・マン・レーサー「スパイク」

このLMDhクラスでは「IMSA」「ル・マン」両方の参戦が可能となるのが特徴ですが、そのぶん「縛り」もあって、以下のルールを守る必要があり、一番大きなところだと「自社でシャシーを作ることは許されておらず、シャシーコンストラクターはオレカ、リジェ、マルチマチック、ダラーラの4社のうちのいずれかから選ばなくてはならない」というもの。

ポイント

  • シャシーコンストラクターはオレカ、リジェ、マルチマチック、ダラーラの4社のみ
  • シャシーのコストは上限345,000ユーロ
  • ボディはマニュファクチャラーによる開発が可能
  • ダウンフォースとドラッグ比が4:1
  • 出力は一律670HP
  • ボッシュから供給される67HPのエレクトリックモーターを使用
  • バッテリーはウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングから共有
  • ハイブリッドシステムには30万ユーロのコストキャップ
  • ギアボックスはXトラックス製
  • 車体重量は一律1,030kg
  • ホイールベースは一律3,150ッm
  • 全長5,100ミリ、全幅2,000ミリ以下

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BMWは「ダラーラ」を選択

そして今回BMWが発表したのが「ダラーラのシャシーを使用した2台を投入する」ということ。

最初のテストカーは、BMW Mモータースポーツのエンジニアとダラーラ社のエンジニアチームが協力して、イタリアのダラーラ社の施設にて製作することになり、この車両は、2022年にヴァラノ・サーキットでデビューする予定だとされています。

なお、「ダラーラ」はミウラの設計にも携わったジャンパオロ・ダラーラ氏が1972年に興したレーシングカーコンストラクターで、最近になって「ダラーラ・ストラダーレ」を発売するまではモータースポーツ一筋にて活動してきた会社です。

ダラーラEXP
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BMWは今回ダラーラを選択したということになりますが、現在LMDh規定を利用することが決まっているほかの4社について、アウディとポルシェはマルチマチック、キャデラックはダラーラのシャシーを使用することが決定しており、残るアキュラは今のところ「発表なし」。

ポルシェ
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参考までに、現在ランボルギーニは「ル・マン24時間レースへの参戦検討中」だと報じられますが、もし参戦するとなると「マルチマチック」を選ぶとも言われており、そうなるとLMDhのシャシーコンストラクターは「ダラーラとマルチマチック」の2社に勢力が分割されそうですね。

BMW-LMDh-Dallara-4

BMW、ダラーラはこう語る

今回の発表にあたり、BMW Mの最高責任者であるマーカス・フラシュ氏は「我々は、シャシーパートナーとなりうるすべての企業と話し合いましたが、ダラーラがその専門知識と経験を活かしてBMW M Motorsportとの共同作業に熱心に取り組んでくれたことが、我々の決断の決定的な要因となりました。私たちの間には、最初から相性の良さがありました。私たちの関係は、サーキットでの成功という共通の目標のために戦う、真のパートナーシップだと考えています」とコメント。

一方、ダラーラ社のジャンパオロ・ダラーラ氏によれば「BMW M Motorsportに選ばれたことを光栄に思うと同時に、この新しい冒険を始めることを非常に楽しみにしています。1977年には、ランボルギーニのコンサルティングとして、BMWとともにM1の設計に携わる機会がありました。これは素晴らしい経験であり、多くのことを学びました。LMDhでも同じような冒険を繰り返したいと思っています。一緒に素晴らしいことができると固く信じています」。

BMWがM1の設計をランボルギーニに設計を委託したことはよく知られていますが、そこにダラーラも噛んでいたということに今回言及されており、意外なところで両者に接点があったというわけですね。

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