
| 驚異のV12ハイブリッド、合計出力は1015馬力 |
レヴエルトの高速域安定性に見る、最新ランボルギーニの実力
スーパーカーの性能を限界まで引き出すには、どこで走るのが最適か? その答えの一つがドイツのアウトバーン(ただし速度無制限区間)です。
今回、そのアウトバーンでランボルギーニのフラッグシップRevuelto(レヴエルト)を全開走行させたのは、高速テストで定評のあるYouTubeチャンネルAutoTopNL。
同チャンネルが公開した実走動画では、レヴエルトが公道で驚異の「369km/h」を記録する様子が収められ、これは公称値の350km/(ただしランボルギーニの記載では350km/h”以上”)を超える数字であり、一般車も走る公道で合法的に達成された速度としては驚異的といえそうです。
いかにレヴエルトが高性能といえど、この記録は驚異的である
レヴエルトはランボルギーニ初のHPEV(High Performance Electrified Vehicle)とされるプラグインハイブリッドカーで、パワートレインの構成は以下の通り。
- 6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジン
- 最高出力:825ps(@9250rpm)
- 最大トルク:725Nm(535 lb-ft)
- 電動モーター×3基(フロントに2基、リアに1基)
- 8速デュアルクラッチトランスミッション
- システム合計出力:1015ps
このスペックが意味するのは、レヴエルトが単なる環境対応車ではなく、加速・最高速ともに「本物のスーパーカー」であるという事実です。

実際のアウトバーン走行動画
AutoTopNLによって公開された映像では、シフトチェンジのタイミング、車両安定性、加速の伸びなどがリアルに記録されており、見どころ満載。
複数回のアタックを経て、最終的にVMaxは369km/hに到達していますが、見た限りでは(車両性能的に)苦も無く達成しているように見え、環境さえ整えばもっと記録を伸ばせるかもしれません。
ノヴィテック仕様のレヴエルトも320km/h超え
ちなみに先月にはドイツのチューナー、Novitec(ノヴィテック)が独自開発のエキゾーストシステムを装着したレヴエルトで同様のトップスピードテストを実施しており、こちらも320km/hオーバーを記録しており、レヴエルトのポテンシャルを裏付ける結果となっています(レーシングドライバーが、閉鎖環境で出した記録ではないところに要注目)。
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アウトバーンのような条件でこれだけの速度を安定して出せるということは、以下のような車体制御技術と空力設計の完成度が極めて高い証拠でもありますね。
- アクティブ・エアロダイナミクス
- 前後の駆動配分を制御する電子デフとモーター
- 新開発のカーボンモノコックフレーム
- 強力なブレーキ&冷却システム
実際にランボルギーニ・レヴエルトがアウトバーンを走る動画はこちら
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参照:AutoTopNL