| これでまたマスタングの迷惑車認定が進むことになりそうだ |
欧州の環境活動家がこれを知ったら卒倒するだろうな
さて、フォードは2024年モデルとしてマスタングのアップデートを行っていますが、その内容としては新しい2.3リッターターボ”エコブースト”エンジン、SYNC4インフォテインメント・システム(+2画面ダッシュボード・レイアウト)、Unreal Engine(ソフトウェア)などがすでにアナウンスされています。
そして今回フォードが新しく言及したマスタングの新装備が「リモートレブ(Remote Rev)」と称される機能であり、オートマチック・トランスミッションを搭載する5.0 V8モデルに加え、フォード・アクティブ・エキゾーストを搭載する2.3 EcoBoostバージョンにて利用が可能となるのだそう。
フォード・マスタングに装備されるリモートレブとはどんな機能なのか
そこでこの新しい「リモートレブ機能」について触れてみると、文字通りクルマから離れていても遠隔操作で空ぶかしができるというもので、コールドスタート後にエンジンが最適な温度に達したときにのみ利用できる、とアナウンスされています。
このリモートレブを作動させようと思った場合、まずはクルマのエンジンを始動させる必要があるそうですが、これはキー内蔵のリモートエンジンスタート機能を使うか、手動でエンジンを始動させるかのどちらかでもOK(フォードがリリースする、FordPassなるアプリを使用してもいい、と紹介されている)。
そしてエンジンをスタートさせた後、キーのアンロックボタンとロックボタンを3秒以内に連続して押してリモートレブ機能を有効にし、続けてもう一度アンロックとロックボタンを押すとエンジン回転数が空ぶかしによって最大5,000 rpmまで(3回)上昇するのだそう。
もちろん低負荷での空ぶかしはエンジンを傷める可能性があるものの、もちろんフォードは「安全なレベルで」これを作動させるようですね。
そして3回の空ぶかしが終わるとスタンバイ状態に入り、そこでまたアンロックとロックボタンを押せば再度空ぶかしを行うことができるのだそう。
ちなみにマスタングには、早朝や深夜の(住宅街での)走行に配慮したクワイエットモードがあることも報じられており、このリモートレブ機能はその逆とも言えるもので、実装された後にはネット上にて様々な迷惑動画が公開されることになるのかもしれません。
参考までに、アメリカだとマスタングとマスタングオーナーは「非常に迷惑」な存在として捉えられていて、カーイベントなどでクラッシュするマスタングが連日報じられているとされ、こういった事故の話を聞くたびに現地の人は「またか・・・」となるようですね(プリウスミサイルのようなものかもしれない)。
-
【動画】ランボルギーニディーラーでのイベント帰りにマスタングが「いいとことろ見せようと」して案の定クラッシュ。人混みの中に突っ込むも奇跡的にけが人はゼロ
| この事故でだれも怪我しなかったのは信じがたい | ちょっと間違えば何もかもが最悪の事態となっていた さて、フロリダのランボルギーニディーラーにて行われたミーティングの帰りに「いいところを見せようと ...
続きを見る
合わせて読みたい、フォード・マスタング関連投稿
-
見るからにダークヒーロー!フォードがマスタング史上もっともサーキット走行に特化した「マスタング・ダークホース」発表。今日はマスタング祭だな・・・
| フォードは電動化を進める一方、ガソリン車にはこれまで以上に注力 | ダッジがチャレンジャーの生産を今年で終了する今、「鬼のいぬ間に」攻勢をかける さて、フォードはデトロイト・モーターショーにて新型 ...
続きを見る
-
最近ではおそらく唯一「発表直前までリークがなされなかった」新型車であるマスタング。フォードはどうやってリークを食い止めたのか?
| フォードはブロンコのリークにて「痛い目に」遭ったことがある | 今回フォードはリーク犯との戦いに「勝った」と言っていい さて、日本ではすでにフォードが撤退しているのでさほど大きなニュースにはならな ...
続きを見る
-
マスタング・ダークホースにオプションで用意されるカーボンホイールの詳細が公開。フォード初のシングルピース、5本スポーク構造を持つことに
| マスタング・ダークホースの多くは未だ謎に包まれており、今後徐々に詳細が明かされるものと思われる | 5本スポークもそうだが、エアロ形状をもつカーボンホイールも珍しい さて、フォードは昨年9月にマス ...
続きを見る
参照:Motor1