| DB11の後継は、そのポジションを明確にするためにワゴンボディがいいと思う |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/05/astonmartin-db12-2.jpg)
CGアーティスト、Emre Husmen氏がアストンマーティンのニューモデル、「DB12」をイメージしたレンダリングを作成。
現在アストンマーティンの最新「ナンバー付きDB」は「DB11」なのでその後継ということなりますが、同氏が考えたのはなんと「ワゴンボディ」。
現在アストンマーティンはフロントエンジンレイアウトのスポーツカーとしては「DBSスーパーレッジェーラ」「DB11」「ヴァンテージ」を持ち、しかし外観としてはよく似たイメージを持っています。
DBSスーパーレッジェーラの登場でDB11の立場はやや曖昧に
ただし相違としてはDBSスーパーレッジェーラとDB11とが「4座」、ヴァンテージが「2座」というものがあり、つまり「DB」という名を持つモデルは「4座」という分類を持っていることがわかります。
そしてちょっと曖昧なのが現在のDB11の位置づけ。
V12エンジン搭載モデル(DB11)だと「パフォーマンス面」ではDBSのスーパーレッジェーラに劣り、V8エンジン搭載モデル(DB11 V8)でもやはりヴァンテージに一歩譲ることに。
![astonmartin-db12 (4)](https://live.staticflickr.com/65535/47939575106_17079faecc_c.jpg)
そこで「高級GT」という性格を持つDB11のポジションをもっと明確にしようと考えたのがこのレンダリング(ワゴンボディ)だと思われますが、この路線はけっこう「アリ」のように思えます。
アストンマーティンは過去に自社で「V8スポーツマン」なるワゴンを製造したこともあり、最近でもザガートとのコラボレーションにてワゴンボディの「アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク」を限定発売。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2017/10/aston-martin-vanquish-zagato-shooting-brake-3.jpg)
いずれもワゴンといえどまったく「ファミリー感」のないスポーティーなデザインを持っていて、アストンマーティンもこれだけ車種が増えてくると、フェラーリGTC4ルッソの対抗という意味で「一台くらいは」ワゴンボディを(限定ではなく)通常ラインナップに加えても良さそうです。
![astonmartin-db12 (3)](https://live.staticflickr.com/65535/47939546437_5f566b7d7a_c.jpg)
ちなみに今回のレンダリングにおいて興味を引くのは、そのボディラインに加えて「AMR仕様」であること。
AMRとは「アストンマーティン・レーシング」の略で、ポルシェで言う「GT」部門のような感じです(メルセデス”AMG”、BMW”M”よりもうちょっとハード)。
AMRは好んで「スターリング・グリーン」と「AMRライム」をそのクルマに採用する傾向にありますが、今回のレンダリングもこれらカラーを踏襲しており、なかなかに見栄えがする、と思います。
![astonmartin-db12 (1)](https://live.staticflickr.com/65535/47939575161_c211376e87_c.jpg)
そしてこちらはステアリングホイール。
最近では多くの新型車、そして未来系レンダリングで見られるのが「ステアリングホイール内の液晶パネル」。
シートポジションがかなり低くないと見づらい(視線を下に移動させなくてはならない)レイアウトではあるものの、未来のスーパーカーにおいては一般的な装備となるのかもしれません。