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中国企業傘下となったロータス「我々の野望はとどまるところ知らない」。豊富な資金を得てハイパーカー開発に着手

2019/01/20

ロータスは「エレクトリック関連」の大量求人を開始

ロータスは2017年に中国の吉利汽車に買収されていますが、吉利汽車はロータスへの投資を増加させており、今後大きな計画を持っている、という報道。

吉利汽車がAutomotive Newsに語ったところによると「我々の野望はとどまるところ知らない」とのことで、主に中国とアメリカにおけるシェアの拡大を進める予定を持っており、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニやマクラーレンに対抗する意思を示しているようですね。

ロータスは実に数奇な運命を辿っている

なお、ロータスは2018年にCEOがそれまでのジャン・マルク・ゲールズ氏から中国人へと交代し、大きくその方向性を変化させることになりそうですが(つまりこれまでのロータスの意志よりも、吉利汽車の意向の方が強くなる)、「中国らしく」エレクトリックハイパーカーとSUVがまず最優先課題とされている、とも報じられます。

なお、この2つのモデルのうち「SUV」は以前から報じられるところで、すでにパテント画像などの情報が公開されていますね。

そしてもう一つの「エレクトリックハイパーカー」については情報が不透明ですが、ロータスはこれらニューモデル開発のために100人を超える求人を行なっており、とくに「ハイブリッドとエレクトリックビークルの経験を持つ」人の募集を強化。

このハイパーカーの実現性についても未だ分からないものの、多くの振興スーパーカー/ハイパーカーメーカーと異なるのは「資金力」と、吉利やボルボという「規模の大きな自動車メーカー」さらにポールスターもグループ会社に持ち、つまりエレクトリック分野についても「新参者ではない」ではない、ということ。

なお、ロータスはダニーバハーCEO時代にエスプリ、エラン、エリートなど一気にリブートさせる計画を発表したものの、その計画がアグレッシブ過ぎるとして内乱が起こり、同士はロータスを追われることに。

その後ジャン・マルク・ゲールズCEO体制下では既存モデルをベースにした限定モデルを送り出すことで収益を改善していますが、正直ぼくとしてはダニー・バハー時代のロータスの計画を支持していたということあり、今からでもロータスはダニー・バハー氏を呼び戻すべきなんじゃないかと思ったり。

ただしその「内乱」はもう7年くらい前のことで、ダニー・バハー氏も新たに立ち上げた「アレス・デザイン」で成功を収めていることを考えると、ダニー・バハー氏の復帰は”あり得ない”話。

それでもダニー・バハー氏はフェラーリ副社長も経験しており、それを考えると今後のロータスにとって「最も適した人材」なのかもしれません。

VIA: Automotive News

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