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ミニJCWを2シーター+ハードサスのスパルタン仕様にした「ブルドッグエディション」登場。車両まるごとの他、パーツ単位での部品販売もなされるそうだ

2023/08/24

ミニJCWを2シーター+ハードサスのスパルタン仕様にした「ブルドッグエディション」登場。車両まるごとの他、パーツ単位での販売もなされるそうだ

| ミニがこうやってレトロフィットパーツを発売するのはなかなか珍しい |

しかも「2シーター化」パーツを発売してくるとは

さて、ミニはまもなく現行F56世代のハッチバックの生産を終了させる予定ですが、今回はその最終に近いかもしれない限定モデル「ブルドッグ・レーシング・エディション」が登場。

これはドイツのニュルブルクを拠点とするプライベート・レーシング・チーム、ブルドッグ・レーシングのレースにおける勝利を祝うもので、同チームは今年のニュルブルクリンク24時間レースへと参戦し、排気量1,600ccから2,000ccのターボチャージャーを搭載した市販車クラスにて2位に入賞しています。

ミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションはこんなクルマ

そこでこのミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションを見てみたいと思いますが、ベースとなるのは3ドアハッチバックのジョンクーパーワークス(JCW)。

見た目は大きく変わってないという印象ではあるものの、その「中身」には大幅なアップグレードが与えられ、足回りには純正サスペンションの代わりに車高調整可能なKW V3サスペンションが装着されています(ニュルブルクリンク向けのチューニングが施されている)。※2.0リッターターボエンジンと6速オートマチックギアボックスには改良が加えられず、そのままのスペックを維持

そしてオリジナルのホイールは205/45 R17のピレリPゼロタイヤを装着した17インチのOZ ハイパーGTへと交換され、センターキャップには「ブルドッグ」。

なお、このブルドッグは車体のあちこちに用いられており、ホイールセンターキャップの他にはルーフや・・・。

リアサイドウインドウ、リアハッチにもブルドッグ。

ドアミラー内側にはニュルブルクリンクのシルエット。

ミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションのインテリアはこうなっている

そしてこちらはミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションのインテリアですが、やはりあちこちにはブルドッグ・レーシングのアイコンが付与されています。

ステアリングスポークにもブルドッグ。

アルカンターラ張りとなるダッシュボードパネル(この仕様はミニでははじめてかもしれない)にはシリアルプレートが付与され・・・。

パーキングブレーキ下にもシリアルプレート。

ただしもっとも大きな変更はリアシートが取り払われ・・・。

2シーターとなっていること。

なお、ちょっと興味深いのは、このミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションについては、完成状態を販売するほか、2014年以降のミニ・ジョン・クーパー・ワークスをこの仕様へと「アップグレードする」というサービスも受け付けることで、その場合は自由にパーソナリゼーションができるということ。

もちろん、すでに購入済みのクルマに対してミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションのパーツを部分的に装着することもできるといい、これはなかなかに面白い試みなのかもしれません。

ただ、このミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションの販売、パーツの提供がどの国や地域でなされるのかは定かではなく、今のところ日本では何らアナウンスが無いもよう。

今回のミニ・ブルドッグ・レーシング・エディションの発表に際し、ブルドッグ・レーシングのマネージング・ディレクター、アレクサンダー・シャバッハ氏は以下の通りに述べています。

「可能な限り幅広い個人の要望に応えるため、各車両は顧客の希望に応じてカスタマイズされ、唯一無二の存在となります。私たちの特別モデルは、このクルマにどのような変更を加えることができるかを示しており、2014年以降の現行世代の古いミニをお持ちのお客様にも、このサービスを提供できることを嬉しく思います。

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  • この記事を書いた人

JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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