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| もともとベントレーは「ロールス・ロイスのスポーツライン」としての性質を持っている |
ポルシェ出身の新CEOの手腕による変化に期待
さて、CEO交代によって大幅に変貌を遂げるであろうベントレーより「コンチネンタルGTとフライングスパー向け」として新しいアクラポヴィッチ(Akrapovič)製チタンスポーツエキゾーストが登場。
これは最大で10kg軽量化を実現でき、官能的なサウンドを奏でることができる製品であると紹介されていますが、なによりもその「見た目」が美しいとして話題となっています(たしかにその外観からもパフォーマンスを想像できる)。
アクラポヴィッチ製、最大10kg軽量のハイパフォーマンスエキゾースト
この新しいエキゾーストシステムはもちろんアクラポヴィッチとの共同開発によるもので、対応モデルは最新世代のコンチネンタルGT/GTコンバーチブル/フライングスパー、そしてV8ハイブリッド(High Performance Hybrid)およびウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド(Ultra Performance Hybrid)採用車。
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この新型エキゾーストは、F1やMotoGPなどでもおなじみのAkrapovič製で、チタンおよびスーパーハイアロイ合金を使用することにより最大10kgの軽量化を実現していますが、ベントレーによると、(以前に発表された)ベンテイガ・スピード向けに開発されたシステムに近い設計を持っており、強度・耐熱性・排気効率すべてにおいて対応モデルに向けた“最適化”が図られています。
このアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストは、新車購入時のコストオプションとして選択できるほか、既存の第4世代モデル(GT、GTC、フライングスパー)向けにディーラー経由でのレトロフィット(後付け)にも対応可能なのだそう。
SPORTモードで炸裂する「本気の咆哮」
エキゾーストにはバルブ付きサイレンサーが装備され、SPORTモードではバイパスバルブが開くことで力強く鋭い咆哮とオーバーラン時のバブリング音が加わる仕組みを持つほか、高回転時では高周波のクリーンなサウンドへとシームレスに変化するそうですが、これらはいずれもドライバーに対する明確な“聴覚フィードバック”を提供することを目的としているようですね。
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エキゾーストの美学:「音」「軽さ」「強さ」「耐久性」
このエキゾーストシステムは単なる見た目や音だけではなく、素材・仕上げにまで徹底的にこだわっていることも見逃せず、チタン外装にはマット仕上げを施し、サンドブラスト処理+コーティングにより耐傷性・耐腐食性を強化。
テールパイプは4本出し仕様で、”AkrapovičおよびBentley”のロゴが入り、機能と美を高次元で融合させ、かつオーナーにも深い満足感を与えるであろう逸品となっています。
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「音」で語るベントレーの進化
ベントレーとアクラポヴィッチのコラボレーションは、単なる“スポーティな演出”にとどまらず、精緻に音響チューニングされた咆哮はエンジニアリングと芸術の融合そのもの。
超高性能とラグジュアリーの両立を目指す最新のGT系モデルにおいて、この新型スポーツエキゾーストはまさに最後の一手といえる存在かもしれませんね。
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