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超高級クーペSUV”X8 M”発売のウワサ再燃。BMWがすでに商標を登録し、中国市場攻略を開始する模様

2020/04/22

| あくまでもウワサに過ぎないが |

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BMWがすでに「X8 M」の商標を登録していた、との報道。

これはBMW専門掲示板、BimmerPostのメンバーが発見したもので、4月1日にドイツ特許商標庁(DPMA)へと登録されたもの。

登録の対象(役務)は自動車、エンジン、パーツ、アクセサリー、その他グッズとなっており、順当に考えるとBMWはX8を発売し、さらにその「M」モデルを追加するとも考えられそう。

ただ、これについては「登録したから必ずしも発売される」というわけではなく、というのも防御的に商標を登録することもあるため。

たとえばBMWは「iX1~iX9」、「M1CSL~M8CSL」といった商標も登録済みですが、もちろんこれらを全て発売する意図はない、とBMWは以前に語っていますね。

BMWが「ix1」から「iX9」までを商標登録。iブランドとXモデルとの乗り入れ開始か

自動車メーカー同士の商標争いは数多い

こういった例は自動車メーカーには多く、実際にこれらモデルを発売する意図ではなしに、「他社に類似する商標を使用されないよう」、たとえ自社使わない商標であっても、自社製品と近い、そして他社が使用して消費者が混同すると困るといった名称を予め登録しておくわけですね。※アウディは”Q4”をあらかじめ登録していなかったので、Q4の名称(アルファロメオが保有)を使用できない

BMWがM1CSL〜M8CSLまでの商標取得。「CSL」「CS」モデル拡充への準備を開始

たとえばカシオは「Gショック」はもちろんのこと、その他に「Aショック」から「Zショック」までの商標を取得していると言われ、これもやはり「他社に”Cショック”といった腕時計を発売させないように」するため。

よって今回の「X8 M」についても、すなわちX8の発売や、そのMモデルの発売に繋がるものではないということになりますが、あながち「ない」と言えないのがX8。

実際のところ、X7が発売された際にBMWは「X8の発売」についても匂わせており、これはクーペスタイルを持つラグジュアリーSUVになるというウワサ。

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BMWがX8を発売するとこうなる?すでにコードネーム「G09」が与えられ超高級SUVとして開発が進められているというウワサ

中国市場はクーペ型SUVを好む

加えて、BMWが重視する中国ではクーペスタイルSUVの人気が高いとも言わるのも「X8が発売される」のではないかと推測される理由の一つ。

ちなみに中国では「セダン」が一番人気だそうですが、その理由としては「荷物と同じ室内に乗りたくないという人が多い」。

つまりエンジンルーム、キャビン、ラゲッジルームという3つのつの空間に分かれたクルマ(3ボックス)が好まれると言われています。※メルセデス・ベンツが中国向けに発表したメルセデス・マイバッハ・アルティメイト・ラグジュアリー・コンセプトがセダンボディなのも同じ理由かも

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メルセデス・ベンツが全力で中国に媚びた「マイバッハ・アルティメイト・ラグジュアリー・コンセプト」発表

ただ、「荷物と一緒に乗りたくない」という理由と同じ根拠だと思われますが、「所帯臭いクルマを嫌う」傾向にあり、そのためにセダンであってもクーペスタイルを好む人が多いとも言われます(フォルクスワーゲン・アルテオンのような)。

そしてSUVについても、「積載空間を重視した」商用や家庭っぽいデザインではなくクーペタイプが好まれるとされ、実際にホンダが中国専売としているSUV、かつ上位モデルには「クーペSUV」がラインアップ。

つまり、現在BMWが開拓しようとしている「中国の超高級市場」にとってクーペSUVは欠かせず、しかしメルセデス・ベンツがそこに手を付けていない今、BMWはこれをチャンスだと捉えている可能性も。

こういった情報を整理すると、BMWがX8を発売するに足る理由は十分揃っていて、かつ「中国の富裕層向け」となると、彼ら/彼女らはお金に糸目をつけず”全てにおいて最高”を求め、よって「X8 M」は極めて理にかなったモデルだとも考えられます。

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