| さらにはタービンまでも交換 |
McChipが何を思ったか、ポルシェ911タルガをハイチューン。
ベースは911タルガ4GTSとなり、これにカスタムタービン、ダウンパイプ、パフォーマンスチップ、カプリスト製エキゾーストシステム、スポーツ触媒を追加することで566馬力へ(もとが450馬力なので一気に116馬力もアップ)。
タルガはもともとジェントルなモデル
なお、ポルシェ911タルガ系は日本だと「911タルガ4(1610万円/370馬力)」、「911タルガ4S(1913万円/420馬力」「911タルガ4GTS(2154万円/450馬力)」の3つがラインアップ。
これらの価格はそれぞれ911カレラ4カブリオレ、911カレラ4Sカブリオレ、911GT3とほぼ同じ価格となっており、つまり「911タルガは相当に高価なモデル」。
さらに日本においては996時代から(本国では選択可能な)マニュアル・トランスミッションが設定されず、ATもしくはPDKのみが設定される、つまりは「優雅に乗ってほしい」というメッセージも感じられるラインアップでもあります。
ただし今回の”チューンド”911タルガ4GTSについては「本気」仕様となっており、パワーアップのみならず車高調整式のKW製サスペンションキット、カーボンセラミックディスクブレーキ、911GT3RS用のフロント20/リア21インチサイズタイヤ/ホイールまでも装着。
さらに驚くのはフロントバンパー、フロントフェンダー、トリム、リヤフェンダー、リアバンパーなど外装もそっくり「911GT3 RS」用のパーツへと変更していること。
逆に「そのまま」残されるのはボディパネルだとフロントフードとリアのエンジンフードくらいとなっており、とんでもなくお金がかかったであろうことは容易に想像できます。
ただ、その効果は抜群で、タルガの持つ上品かつレトロなルックスに加え、911GT3RSの持つワイルドな雰囲気がミックスされ、「これを発売すればけっこう売れるのでは」と思わせるほど。
とくに内装は911GT3RSでは「絶対にあり得ない」シックさを持っており、こういった仕様を求める人も多いのかもしれません。