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ポルシェがサーキット対応のパナメーラ「GTS」を追加!ワゴン版「スポーツツーリスモ」にも設定

2018/10/16

| ポルシェがパナメーラにスポーツグレード「GTS」を追加 |

ポルシェが新型パナメーラに「GTS」を追加。
現在パナメーラのラインアップとしては、セダンボディだと「パナメーラ」「パナメーラ4」「パナメーラ4エグゼクティブ」「パナメーラ4S」「パナメーラ4Sエグゼクティブ」「パナメーラ4Eハイブリッド」「パナメーラ4Eハイブリッド エグゼクティブ」「パナメーラ ターボS Eハイブリッド」「パナメーラ ターボS Eハイブリッド エグゼクティブ」「パナメーラ ターボ」「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」という構成。

ワゴンボディだと「パナメーラ4スポーツツーリスモ」「パナメーラ4Sスポーツツーリスモ」「パナメーラ4Eハイブリッド スポーツツーリスモ」「パナメーラ ターボS Eハイブリッド スポーツツーリスモ」「パナメーラ ターボ スポーツツーリスモ」というバリエーションを持つに至っています。

ここへ今回「GTS」が追加されることとなりますが、おそらくこれでパナメーラのラインアップは「打ち止め」だと考えられ、そのモデル構成が完了ということになりそうですね。

ポルシェ「GTS」はこんなポジショニング

「GTS」は911、718ケイマン/ボクスター、カイエン、マカンにも設定されるスポーツグレードで、「GT3の一歩手前」というイメージ。
ただし「GTS」と「GT3」との間には明確なラインが引かれ、ポルシェは911以外にはこれを設定しないということや、エンジンには自然吸気エンジンを採用するなど、「けして超えることのできない境界線」があるわけですね。

よって(パワーは別として)、スポーツ性ということでは911以外のラインアップで最高峰となるのが「GTS」ということになり、その意味でも特別感が強く、そして値下がりがかなり小さいグレードとしても知られます。

また、GTSは登場初期より、全モデル通じてほかモデルでは標準設定がない「カーマイン」をイメージカラーに採用しており、ポルシェ自身もGTSグレードを特別扱いしている、と考えて良さそう。

オフィシャルフォト撮影の場に「サーキット」を選んでいることでも、その性質がわかろうというものです。

ポルシェ・パナメーラ「GTS」はこんなクルマ

そして今回のポルシェ・パナメーラGTSですが、「セダン」「ワゴン(スポーツツーリスモ)」の両方に設定。
セダンの方はこれまで通りのカーマインを身にまとうものの、スポーツツーリスモではメタリックグリーンをイメージカラーに持つことが印象的。

この「グリーン」は911GT3、フェイスリフトを受けたマカンにも設定されるなど(911GT3は色味が異なる)ポルシェ一押しカラーのようで、今後もほかモデルに拡大採用されるかもしれません。

パナメーラGTSのエンジンは4リッターV8ツインターボで、出力は453馬力(パナメーラ4Sは440馬力)、トランスミッションは8速PDK。
駆動方式は4WDとなり、0-100キロ加速は4.1秒という「その巨体からは想像できない」パフォーマンスを発揮します。
なお、911カレラ4S、911カレラTの0-100キロ加速は4.2秒なので、いかにパナメーラGTSの加速性能が優れているかもわかりますね。

外観だと「スポーツデザインパッケージ」の装着とブラックアクセント、GTSバッジ、20インチホイールが大まかな「パナメーラGTS」の識別点。

その他の装備としてはアダプティブ・エアサスペンションの装備にて車高が10ミリダウン、PASMも専用にチューンされ、ブレーキシステムも専用に。
ローターはフロントで390ミリ径となりますが、この「スリット入り」は初採用かも。
なお、ハウジング部もこれまでとは異なるように見えます。

インテリアだとブラックのアルカンターラの使用(ステアリングホイールも)、アルマイト(アノダイズド)仕上げのアルミパーツ、スポーツクロノパッケージの装着、そしてカーマインもしくはクレヨンのアクセントが付与される「GTSパッケージ」、ヘッドアップディスプレイ、もオプションにて選択可能。

日本での導入や価格については次期発表があるかと思いますが、北米だとパナメーラGTが128,300ドル、パナメーラGTSスポーツツーリスモが134,500ドル、と発表されています。

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