| ボディカラーは1957年のポルシェに採用された「アイボリー」、内装は「バーバリー」 |
さて、自動車メーカーのみではなくショップやチューナーも多く出展するSEMA。
今回紹介するのは「RWBポルシェ」ですが、ただのRWBポルシェではなく、テスラ・モデルSパフォーマンスのドライブトレーンをそっくり移植したピュアエレクトリック”911E-RWB”。※バッテリーパックは32kWhのLG製
出力は563馬力を誇り、RWB史上、もっともパワフルで、もっとも速い911と紹介されています。
RWBポルシェはこんなクルマ
なお、RWBポルシェについて触れておくと、これはRWB= Rauh-Welt Begriffがカスタムしたポルシェのこと。
ラウヴェルト ベグリッフ/RAUH-Welt Begriffは日本(千葉県)にて、中井啓氏が始めたチューニングブランドで、もともとは中井氏自身が国産車でドリフトをしていたことから走りの世界に足を踏み入れたとのことですが、その後ポルシェにて走りを求めることに。
当時は低年式のポルシェが比較的安く手に入り、しかしそれをどう格好良く見せるかということで誕生したのが現在のスタイルだそう。
その後はポルシェで本格的にレースを行うことになりますが、最新型のポルシェに混じって戦ううち、いかにパフォーマンスを上げるかについても追求することになったと語っており、ここで「ルックス+パフォーマンス」という図式が出来上がったのだと思われます。
最大の特徴としては「オーバーフェンダー」を装着したルックスで、しかもその「とんでもないワイドさ」が大人気。
日本だけではなく世界中に顧客がおり、顧客から依頼を受けるとリモワのスーツケースを持って旅立ち、現地でオーナーと「どんなクルマに作り上げるか」を話し合ってカスタム内容を決め、その場でガシガシと「切った張った」を行うことで知られていますね。
今回のE-RWB 911につき、べースは1977年製ポルシェ911が選択され、RWBらしいワイドフェンダーに加え「ロングフード」も装着済み。
ボディカラーは1957年に採用されていた「アイボリー」へと再ペイントされ、RWBには珍しいクロームのトリムを備えます。
ホイールは17インチサイズのBBS、タイヤはトーヨーR888R(フロント245幅、リア315幅)が選択されている、とのこと。
そのほか、ストップテック製(SEMAに出展されるマシンにはよく装着されているさて、自動車メーカーのみではなくショップやチューナーも多く出展するSEMA。
今回紹介するのは「RWBポルシェ」ですが、ただのRWBポルシェではなく、テスラ・モデルSパフォーマンスのドライブトレーンをそっくり移植したピュアエレクトリック”911E-RWB”。※バッテリーパックは32kWhのLG製
出力は563馬力を誇り、RWB史上、もっともパワフルで、もっとも速い911となっています。)ブレーキキット、カスタムメイドのストラット、レース用のサスペンション等が与えられているようですね。
E-RWBポルシェ911のインテリアはこうなっている
そしてE-RWBポルシェ911の内装トリムにはロサンゼルスの”ストリートファイター”がリリースするグラスファイバー製のパネルが装着され、356スピードスタースタイルのシートは「バーバリー柄」。
ロールケージはクロームです。
こちらはバッテリーそしてテスラのモーター。
ちゃんと「RR」をキープしていますね(内張りもバーバリー)。
そして中井啓氏のサイン入り。
このE-RWBポルシェについて「どれくらい速いのか」は不明。
できればその加速タイムなどを知りたいものだ、と思います。