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独チューナーが「450馬力のゴルフGTI」を発表。メルセデスAMG A45 Sの”量産車史上最高出力の4気筒”、421馬力を大きく凌駕

2019/09/12

| ベースとなったのはゴルフGTI TCR。駆動方式はFFのままでこのハイパワー |

メルセデスAMG A45Sは「量産4気筒エンジンでは自動車史上もっとも高い」421PSを誇りますが、今回B&Bオートモビル・テクニックがフルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRをチューンし、これを超える450PSを達成した、と発表。

「ゴルフGTI TCR」はゴルフGTIとゴルフRとの中間に位置するハイパーフォーマンスモデルで、その名の通りゴルフGTIをベースとしています。
ただしその出力はゴルフGTI比で+45馬力となり、一気に「290馬力」へ。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ(DSG)を採用し、駆動輪はゴルフGTIと同じく前輪のみ。
0-100キロ加速は5.6秒、そして最高速度は260km/hというスペックです。

なお、ゴルフRの0-100キロ加速は4.6秒、ゴルフGTIのそれは6.4秒なので、加速性能的にもまさに「ゴルフGTIとゴルフRとの中間」ですね。

専用装備としてはフロントスプリッター、サイドシルエクステンション、ルーフスポイラー、リアディフューザーが挙げられ、その他には18インチホイール、ブラック仕上げのドアミラー、LEDヘッドライト、デフロック、ドリル仕上げ(穴あき)ブレーキディスクが与えられている、とのこと。

VWゴルフGTIに290馬力の「TCR」追加。FFニュル最速の座をシビック・タイプRから奪取できるか

FFでこの出力は規格外

今回B&Bオートモビル・テクニックはノーマル比の160馬力アップを達成したことになりますが、これによって0−100km/h加速は5.6秒から4.5秒へと短縮され、最高速度は280km/hへ。

なお、現在ニュルブルクリンクにおける「FF最速」マシン、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーの出力が300馬力、0−100km/h加速が5.7秒なので、この「B&BゴルフGTI TCR」の馬力、パフォーマンスがいかにずば抜けているかがわかります。

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この「450馬力」を達成するのはB&Bオートモビル・テクニックの提供する「ステージ4」。
この価格は14,295ドル、内容としてはターボチャージャー、ハイパフォーマンスインタークーラー、レーシングエキゾーストシステム、スポーツ触媒、ECUそして7速DSGの強化が含まれます。

ほかに400馬力の「ステージ3(8,776ドル)」、360馬力の「ステージ2(4,360ドル)」、340馬力の「ステージ1(1,654ドル)」も存在。

そのほかチューニング内容の「バラ売り」も行っており、ローダウンスプリング(KW製/329ドル)、ハイパフォーマンスブレーキ、レーシングエキゾースト、スポーツ触媒、20インチホイール等も用意されているようですね。

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なお、現在フォルクスワーゲン・ゴルフRに搭載されるエンジン(310馬力)は400馬力以上の実現も可能だと言われているものの、結局現行世代のゴルフ7では「ゴルフR400(もしくはゴルフR420)」は実現せず。
この理由としては「コストがかかる割に販売台数が見込めない」ということですが、これから登場するゴルフ8については高出力化に対応した構造を持っている可能性があり、ゴルフ8世代ではAMG A45 Sに対抗できるスパルタンモデルの登場を望みたいところですね。

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